アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

自分を客観視するのは難しい



ここ数年、パーソナルカラー診断や骨格診断、顔タイプ診断というものが流行りファッション雑誌やSNSで見かけることが増えた。

化粧品もパーソナルカラー別に陳列されるところもある。


要は似合うものを使い、自分の魅力を引き出したい、無駄がないように買い物したい・使いたい、と考える人が多いのかもしれない。


これらのイメージコンサルトは自己を客観視することが重要だ。


私は自己を客観視することはとても困難だと感じる。特に肌に関しては。



2年前に肌荒れがひどく顎のニキビ跡が気になり、様々なアクネケア商品を買ったり、美容雑誌を読み、ニキビケアをしたが、一向に良くならなかった。ニキビに乾燥はタブーと知り、シートマスクを毎日貼ったり、化粧水をコットンパックしたがむしろ悪化した。当時フォローしていたSNSのアカウントが美容皮膚科受診について書いていた。当時、美容皮膚科は芸能人の御用達で、受診料が高額で、敷居が高い場所だと思っていた。ネットで色んな病院を検索し、カウンセリングだけなら‥と思い、ネット予約し、美容皮膚科に行くことにした。


美容皮膚科は個人経営のところだった。

ノーメイク状態で生活習慣や使用化粧品のカウンセリングを受けた。当時ニキビ隠しのために使ってたBBクリームはニキビを悪化させていた。乾燥肌だと思っていたが、オイリー肌寄りの混合肌であった。ビタミン剤も毎食後飲むように言われた。

また、洗顔も自分では摩擦はないと思っていたが、だいぶ擦っていた。洗顔は泡で指が触れないように洗うように指導された。



言われた通りにファンデーションや洗顔方法を変えて二年前、ピーリングが終了した。スキンケア用品はそのときの気分や財布のコンディションに合わせて購入した。


その2年後、マスクの肌荒れが気になったので美容皮膚科受診後、ピーリングに通うことにした。



美容皮膚科に以前通ってピーリング治療終了後の肌とマスクが欠かせなくなった今の肌を比較して、明らかに今の肌が艶があり、毛穴が薄くなっていた。Cゾーンがキラキラしていた。ノーメイクの同じ機械での撮影だ。条件は年月以外ほぼ同じだ。2年前と今を比較して明らかに綺麗になっていた。肌の曲がり角が右肩上がりだった。


加工アプリを通して写真を撮る嬉しい誤算だった。



美肌のコツや習慣を話す人がいるが、あくまでも主観的な基準だ。自分に合うとは限らない。写真だって同じ条件下で撮られたものではない。また、シミやシワや紫外線の状況を判断する精密機械もなければ具体的数値での判断もできない。(市販の肌の水分量チェックとシミシワの解析の機械は全然違うそうだ)私のように自分の肌を誤解してる人もいるかもしれない。


また、エステと美容皮膚科で受けられる施術は同じものでも使用する機械の出力数や薬剤の濃度が全然違うそうだ。美容皮膚科で行う方が効果が高く、副作用も大きいそうだ。


自分に適したことを継続できたから、肌の状態がよくなったんだろう。自分の顔は毎日見てるので長い経過を辿りながら見れる人はそうそういないだろう。シミやシワが増えるなど、劇的に変わった時に初めて客観視するのかもしれない。



肌も体の一部で健康状態で左右される。健康状態や病気の専門家は病院で働いてる。


下手な自己判断はタチが悪い。


私の場合も美容皮膚科のケミカルピーリングが肌に奏功しただけなので、他人に合うかは分からないが、客観視する場として病院受診は最適だと個人的に思う。