アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

パーソナルトレーニングに行った話




先日パーソナルトレーニングに行った。

パーソナルジムに行ったのではなく、

いつも通ってるジムのパーソナルコースを

受講した。

ちなみに私が通ってるジムは意識高い若者が通うような場所ではない。


レーニングを始める前に、体重や筋肉量を計る。ジムでトレーニングしてても筋肉量は少なかった。体脂肪率は普通だった。


体質を見ながらどこを鍛えたいのか、どんな体型になりたいのかトレーナーと話し合い決めた。


鏡の前に立ち姿勢や骨盤の位置を確認する。

骨盤が少し右に傾いていた。また骨盤には前傾、後傾とあるようでその傾向を見ながらトレーニングを行った。

骨盤の歪みなど言葉で聞いたことはある。骨盤矯正に行ったこともあるが、鏡を見て瞬時に歪みなんて分からない。前傾後傾も知らなかった。

レーニングは正しい姿勢でやることが大切なようでトレーナーに言われた通りの体制で筋トレをする。重りは普段持ってるものより軽いはずなのに太ももやお尻がビキビキとなる。軽くても負荷がかかるし、姿勢は本当に大切なんだと感じた。多分一人でやっても上手くできない。


自分がどこの筋肉を動かすのが上手いとか下手とか筋肉の傾向だとか全然分からなかったが、効く筋肉がどこか考えながら動くのは苦ではなかった。


筋肉が動いてるか姿勢の確認で、確認を取った上で体を触られたが別に嫌悪はなかった。


いろいろ体を動かし、家で出来る筋トレを教えてもらいパーソナルトレーニングは終了した。





受けての感想だが、トレーナー次第だろうと感じた。個別性に寄り添ったトレーニングだ。体のクセや筋肉の動かし方など、個人差が大きいところをいかに的確に判断できるのが肝だろう。

どの商売でもそうだが、相手の欲求をしっかり読み取れる人が売れるのだと思った。


大体どこを鍛えたいと言えても、どんな風になりたいとか、上手く表現できないことも多い。口で出せる部分と抽象的で言えない部分を読み取り、トレーニーの性格を考えながらトレーニングを組み立てたりするのかもしれない。

中には嫌な思いをした人もいるかもしれない。


トレーニーはトレーニーでやらされるのではなく、自主性を持ってやった方がいいだろう。


安くないお金を払っているので、そこは大丈夫だろうが。





美容院で髪が綺麗になったことを喜んだとき、美容師から「美容室に行くのはどんなに多くても月1回ぐらいとしても12回。家でケアすることが多いですよね?家でのケアが大切ですよ!」と説明されたことがある。

その時は、施術でトリートメントやヘアオイルを紹介されたので、ちょっとうんざりしたが、この言葉はあながち間違いではない気がする。


美容師や美容皮膚科やパーソナルトレーナー、その道のプロが自分の人生に関わる時間は短い。教わったことを続けることが大切なのだと思う。

筋トレや食事管理など家で簡単にやれることを続けることが肝要だろう。


ボディが変容することは目に見えて嬉しいし、モチベーションも高くなる。しかし、維持のための行動は地道で楽しくない。ある時、ふとしたときに気付き、大きな達成感やモチベーションにつながるんだと思う。


めんどくさい、やりたくないことこそ、真価があると信じ、冷たくて重い尻でスクワットするのだ。