アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

誰にだって人に言えないトリガーがある

彼と会うのは決まって夜だった。夜にしか会えない理由を聞いてはいけない。何だか彼が来なくなりそうな気がする。彼も私のことを深く聞かない。理由を聞くだなんて野暮なことはしない。聞いた瞬間に彼が溶けてなくなりそうな気がする。まるで、平安時代の夜…

念願のドーミーインホテルに泊まった話

前回用もなくビジネスホテルを泊まるのが好きと書いたが、今回念願のホテルへ泊まった。ドーミーインホテルだ。県民応援プランで宿泊した。ダブルベッド、朝食バイキング付きで6000円。安い。県を跨ぐ移動も許可された影響もあってか出張中であろうサラリー…

ビジネスホテルに用もなく滞在するのが好きだ

ビジネスホテルの無機質で殺風景な雰囲気が好きだ。必要最低限なものだけ設置し、清潔感のみが存在する、誰の痕跡や生活感のない無機質なあの感じがたまらない。誰のものでもない、しかしどんなものでも受け入れてくれる、しかもパーソナルな空間というとこ…

下着は性への受け入れを変える

小学生の頃、手伝いで洗濯物たたみをしていた。ある日、洗濯物を普段とは違う箪笥に片付けることになった。母に教えられた場所を開けて片付けるとタンスの綺麗な布があった。引っ張ってみると下着だった。いつもたたむ母の下着とは違った。ツルツルした素材…