アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

念願のドーミーインホテルに泊まった話




前回用もなくビジネスホテルを泊まるのが好きと書いたが、今回念願のホテルへ泊まった。ドーミーインホテルだ。

県民応援プランで宿泊した。ダブルベッド、朝食バイキング付きで6000円。安い。


県を跨ぐ移動も許可された影響もあってか

出張中であろうサラリーマンもちらほらいた。


仕事のために宿泊するサラリーマンを尻目にチェックインし、部屋へ入った。

ダブルベッドに消灯台と備え付けのテーブル。シンプルで清潔感溢れるデザイン。

窓も大きくて普段見慣れた街も

なんだか新鮮だった。


冷房と加湿器を強めに設定し、フロントのサーバーでそそいだほうじ茶を飲む。ほうじ茶やコーヒーまで無料サーバーにあるなんてお得すぎる。コーヒーなんて3杯は飲んだ。

部屋が冷えるまで、ホテル籠りの食料を探しに部屋を出た。



ドーミーインの魅力は温泉だと思う。


外出し、新しく買ったおもちゃに遊ばれた後のベタついた体にはちょうどよかった。

温泉の階に着いた瞬間、お風呂の匂い、和のBGMと外装、ここはどこかの温泉宿かと思うほどの和であった。ネットの写真以上によかった。扉前のセキュリティもあるので女性も安心だ。


浴場も内湯、水風呂だけでなく露天風呂、サウナまである。浴場も和で日本庭園にありそうな石がほっとさせた。調べたところドーミーインpremiumだと果実湯、天然温泉のところだと天然の温泉のところもあるようだ。



風呂だけでなくボディソープ類はPOLA

ナノケアドライヤーで髪にも優しい。

ゆるぶかの館内着も着心地がよかった。

人も少なくて快適だった。

知らない間に1時間すぎてた。


宿泊者特典のハイボールを貰い、

部屋で買ってきたご飯を食べる。

ホテルで食べるコンビニスイーツが身に染みる。統一された味を無機質な部屋で食べる。夜にコンビニスイーツを食べるなんて、夜中に桃を食べてるような背徳感がある。

Wi-FiにつながったケータイでTwitterを開いたり、ネットサーフィンや本を読んだり、ドーミーインの館内案内チャンネルを見たり、家にいるときと何らやってることは変わらない。



夜鳴きそばのタイミングを見計らって2130分に食事スペースへ向かった。既に数名の宿泊客が並んでいた。

薄めの醤油味と半玉の縮れ麺。トッピングはメンマとネギのり。シンプルな味でハイボールでふわふわとした頭にも優しい。ペロリと食べた。スープも優しかった。


満腹になりいつの間にか寝てた。


楽しみにしていた朝食バイキングもよかった。


コロナウイルスの影響でバイキングは

パックや小皿に入ったものを取るスタイルになった。

ドーミーインのバイキングには郷土料理も出てくる。郷土料理は案外食べないし作らない。10年ぶりに食べたが美味しかった。

デザートのコーヒーゼリーが亡くなったばあちゃんが作ってくれた味そっくりで懐かしくなった。後味がまさにそれだった。何だか泣きそうになった。


コテを忘れてテンションだだ下がりだったが、梅雨だしどっちにしろ意味がない。


勿論、朝風呂も満喫した。



外国の入国制限や出張もまだ増えてない

今がホテルを純粋に楽しめるだろう。

ドーミーインはビジネスホテルの中で値段がちょっと値段が高いと思っていたが満足度が高いし、アメニティも至れり尽くせり、清掃スタッフも笑顔で挨拶を返してくれ居心地がよかった。


私と同じように宿泊理由が読めない人もいた。夜鳴きそばフロアや浴場で顔を合わせた。何だか気まずかったが、旅の恥はかきすて、だ。プライベートで関わるわけではないし、ドーミーイン愛好者かもしれない。



今度は別のドーミーインに泊まりたいし、いつか、ドーミーインpremiumに泊まりたい。