7年前に女王蜂に沼落ちした話
おはこんにちばんわ。
最近、とあるアイドルグループが気になり、彼らのYouTubeをみたり、楽曲を聴くようになった。そしてアイドルにハマった人たちの沼落ちブログを読むようになった。一言で言うならとても面白い。私は女王蜂というバンドが好きで、7年前にハマった。ライブレポートをブログに書いたり、楽曲についての感想を書いたり、のびのびと文章を書いているが、今まで沼落ち話を書いてないことに気づいた。
女王蜂と出会い何年も経っているが、楽しそうだし沼落ちの経緯を書こうと思う。
私は2018年に女王蜂を知った。
東京喰種:reを見て何となくエンディングを見てると、「H・A・L・F」から、曲が始まった。
https://youtu.be/tU6ToAYvz1g?si=f_OobkJorba5YJSB
雷に打たれたような衝撃を受けた。曲がとてつもなくパワフルでかっこいい。ぱっと聴いた感じ歌詞がアニメの世界観とも合ってる!すごい曲だ!誰が歌ってるかを調べ、女王蜂の存在に辿り着いた。性別や国籍など公表されていない、神戸発のバンドということが分かった。HALFのMVをみると、女王蜂の人々は二次元から出てきたようなちょっと前衛的な格好だったがそういうのはどうでもよく、何度も聴くうちに純粋に曲に惚れ込んでいった。
MVの映像や世界観もかっこよかったが、それ以上に歌詞がものすごく当時の自分に刺さった。
損をしたりちょっと辛いそんな日もあるけど、
茨の道で花が咲くなら絶対見逃せない。
HALFのとあるフレーズだが
アヴちゃんが高らかに歌い上げる。
女王蜂と出会った当時、仕事を始めて3年近く経っていたが、仕事に行っても怒られてばっかり、3年したら慣れるなんて、言われるけど嘘じゃん。適性ないし、仕事辞めたい、辞めようと思っていた。でも奨学金を返すためには、生活をするためには、仕事をしないと。HALFの曲中に出てくる人物も完璧ではないこととか、悲しみや怒りを持ってても、生きるために続ける。ただ、それだけでも仕事を続けてたらいいことある気がするのかもね。きっとどうにかなる。すっと、そんな風に思えた。
そのおかげが知らないが今も仕事を辞めず、続けている。頭を悩ませていた奨学金もいつの間にか完済した。
こないだ掃除した時に、当時の手帳にも女王蜂のこの歌詞が好きだと書いていた。当時本当に助けられてたんだなと懐かしく感じた。
私が出会った2018年当時、女王蜂は結成して9年目だった。女王蜂を知らない期間を埋めるように楽曲を聴き漁りインタビュー記事などを何度も検索した。スリラや金星やデスコなどMVを見て曲によって世界観を全て変えてて曲なのに短編小説を読んでるように違う物語に入り込めるようでとてもワクワクした。
そして、売春に出会い、完全に沼に落ちた。
https://youtu.be/wDbyc265AMs?si=7SLd3EehwWjTw9m6
初めて聴いた時涙が止まらなかった。売春経験があるわけでもない。でも、歌詞に出てくる女の子と自分は遠くない位置にいた。
売春は道徳でも法律上も反するだろう。レジの横入りやポイ捨てなどイラッとする私だが、女の子がやったことを責めれない自分もいた。
https://tnyanya.hatenablog.com/entry/2020/03/25/203323
↑自分なりの解釈
女の子がやったことをバカなことだと批判すると何かが壊れそうな気がした。選ばれることがなかった地獄にずっと過ごせない。
それからアヴちゃんの作り出す歌詞やメロディ、衣装などの世界観が好きでよく聞くようになってた。女王蜂は小学生のいじめや中絶を題材とした曲もあれば生命力溢れるウエディングソングもあり、曲も多岐にわたる。曲を聴くうちに気づいたが、アヴちゃんは誰が主人公でも何パターンも解釈できる物語を作る天才なのだろう。実際YouTubeのコメント欄に曲の感想や解釈を書いてる人がいるが、新たな発見も多い。アヴちゃんはビジュアルや声の音域の広さに注目されがちだが、生々しい感情や行き場のない思いを曲に昇華してるのが凄いんだよね。そして、その世界観を作り出してる、やしちゃん、ひばりくんももっと凄い。曲の理解が追いつかないこともあるけど、メロディが好きだったり、いつか言語化できるんじゃないかと思ってる。
ネットやファンブックなどで情報を集めていると、恐らく私と年齢がそう離れてない、美しさを保つために色々努力をしているとか、歌詞に「健康第一」と入れてたり、チャーミングな面がたくさんある方々だと気づいた。
前衛的な人たちだと思われがちだけど、この人たちも、過去にボボボーボ・ボーボボを見て大笑いしたんだろうな、と思うと親近感が湧いた。
いつしか「ライブで女王蜂の売春を聴いてみたい。」と思うようになった。
どんな雰囲気かライブDVDをみて予習した。誇張抜きで100回以上は見てる。
コロナ禍もあり、ライブに初めて参戦したのは2022年だった。女王蜂に出会って4年後だ。
元々ライブに行く習慣もなく2年に1回行くぐらいのライブ鑑賞頻度だった。
コロナ禍でライブやエンタメが制限され、いつか行けるだろうと思ったライブも、「いつか」が来ないこともあるのかな、なんてうっすら感じた。
感染症に注意を払い、ネットで女王蜂のライブのルールを調べ、ジュリ扇をポチり、チャイナドレスは寒そうだからやめて、ちょっとチャイナドレスに似たタイトめのワンピースを着て参戦した。他の観客のメイクや服装が華やかだったり、過去のMVのコスプレをしてる人もいたりした。「女王蜂のライブを楽しむ」という意志が伝わり、会場に着くだけでも楽しかった。
https://tnyanya.hatenablog.com/entry/2022/02/13/092101
↑初ライブ参戦のレポ
ライブで1番驚いたのは元メンバーのルリちゃん(アヴちゃんの実妹)がとてもキュートなのにパワフルなドラムだったことだ。
なんとライブで売春を歌ってくれた。
毎公演歌われるわけではない売春を歌ってくれて本当に嬉しかったし、運命感じた。やっぱり泣いた。
ライブ後冬なのにヒートテックはぐっしょり濡れ、ジュリ扇の色素が手についていた。ライブにいたのが夢じゃないと教えているようだった。家に帰っても興奮で眠れなかった。
その後もライブに行きファンクラブに入会し、
ファンレターを書き、女王蜂つながりの友達もでき‥
と、こんな感じで今に至る。
アイドルの沼落ちブログを読んでると、数年前で投稿やSNSの更新が止まってるものを見かける。また、ブログの文面に「年単位で推し変するから、〇〇日も推せて幸せ」という表現もある。推しを応援するペースはムラはあるし、ツアーもよくて2公演しか通えないファンだが7年以上女王蜂を推してるのはある意味奇跡なのかもね。
娯楽に溢れまくったこの世の中で、自分が好きになれるタイミングで女王蜂に出会えて、活動してくれてよかった。私の人生に深みを出してくれてありがとう。
女王蜂とトンチキソング
私は女王蜂というバンドグループが好きだ。
フェスに行ったこともないし、ライブハウスも大人になって入った。バンドに疎いほうだ。
女王蜂の楽曲はアヴちゃんが作っている。
ボーカルのアヴちゃんが楽曲の作詞作曲をしている。三島由紀夫の小説を好む読書家のアヴちゃんが作り出す楽曲や曲ごとの世界観が好きなのだ。1曲1曲の世界観が重厚で数分間の曲を聴いているはずなのに、短編小説を読んでいる気分になる
以前女王蜂が好きと周囲に公言したら「重い曲多いよね」と言われた。中絶や小学生の行きすぎた正義感をテーマにした曲も多くあながち間違えてないなと感じた‥。
アヴちゃんがよくメディア露出をしているが、
アヴちゃんだけが凄いわけではない。楽曲を表現できるベースのやしちゃん、ギターのひばりくんもとてつもなく凄い。
女王蜂のライブに行くと、アヴちゃんの声と楽器隊の演奏と観客の私で魂の殴り合いをするような瞬間がある。
魂をずっと殴り合ってるわけではなく、セットリストで歌う曲に思いや人生を馳せ、時には涙し、嗚咽が止まらず、推しから見える私は泣き顔なんだろうな、とかアホなことをぼんやりと考える。
そんな女王蜂が大好きな私がSnowManにハマった。きっかけはSNSで流れてきたカリスマックスの動画だった。カリスマックスを聴くまでSnowManメンバーの名前も全員知らなかったし、メンバーのラウールのことをジェシーと勘違いしてた。
現代風にアレンジされたパラパラを聴き、何これ‥!と衝撃を受け動画を調べ、何度もカリスマックスを聴き、好きすぎて宅建の勉強前に聴くというルーティンもできてしまった。
カリスマックスはトンチキソングというらしい。動画のコメント欄にトンチキソングと書いてあり、意味を調べたら、本人たちは真面目に歌っているのに、歌詞の意味がよくわからない歌、という意味らしい。確かにカリスマックスの歌詞は意味が分からない。でも聴くとなんだか元気になる。9人のダンスパフォーマンスが引きつけられて、スーパー舘様タイム見て、辞めたくなってた宅建の勉強を続けられた。
昨日に知ったM!LKの好きすぎて滅もハマったのだが、好きすぎて滅もトンチキソングで、カリスマックスと作詞者が一部被っていた。楽曲業界でトンチキソングを得意としている人もいるのかもね。
歌番組でたまたま知ったのだが、メンバー全員歌が上手で特にリーダーの吉田くんが群を抜いて歌が上手だった。メンバーカラーの王子様と闘牛士のハーフの衣装、しれっと衣装に牛がいるのにこだわりを感じた。照明でメンバーカラーを使ったり、曲の転調でダンスの雰囲気も変わったり、初めて見る人でも分かりやすかった。しかも曲も歌いやすいし、滅ポーズも動画を見ながら練習した。
アイドルの出した歌にここまでハマったことがなかったので、自分に驚いてる。アイドルソングは歌詞に重きを置いてなさそうと偏見があったが、全然違う魅力の塊で私の心を元気にしてくれた。
女王蜂の歌詞や世界観とアイドルが作り出すトンチキソングの世界観は対極の位置にあるだろう。それでも両者を聴いて心が高揚することに変わりはない。
女王蜂やアイドルのトンチキソングを好きになったのも、誰かに強制されたわけでも、お金がもらえるとかでもないし、好きになるって理由はないんだよね。本能で好きになってるんだから、抗うほうが難しいもの。
なんか心に刺さった、心に刺さった理由を言語化できて、仮に再現できたとしても、出会ったタイミングが違ったら、ただのBGMになってただろうね。
私の人生も推しも一期一会でどっちも尊いんだよ。
宅建試験を受けた話
私は今年宅建試験を受けた。
働いている業種が不動産関係ではない。なので資格手当もないし、マジで一切関係ない。周りに宅建士の資格を持ってる人もいない。なので去年の10月頃は宅建試験がどんなジャンルの何の試験かも知らない状態だった。ちなみに不動産や土地売買に関する法律の試験だ。
本屋さんの資格のコーナーで、「宅建士」のコーナーを見て、なんとなく面白そうで、印象に残り、どんな資格かを調べ受験資格に制限がなかったので勉強をしてみることにした。
‥本当に「理由:なんとなく」で勉強を始めた。
勉強していくなかで知ったのだが、宅建は不動産業に関わる法律や税金や土地や地域に関する法律や民法を勉強する。
普段使ってる言葉が法律に関係すると意味が違ったり、お役所言葉や言い回しが最初は分からない。分からない言葉で書いてある問題文を読んでも、日本語で書いてあるはずなのにどっか別の国の言語に見える。追い討ちをかけるように問題文も選択肢も長文が多い。3行以上ある問題文や3行以上ある4つの選択肢を読むたびに顔を顰めたり、軽い吐き気すら起きていた。
法律初学者が「なんとなく」で簡単に手を出せるレベルを明らかに超えていた。
「理由:なんとなく」で、勉強を始めたが
何人かに宅建の勉強をしてることを宣言してたので、なんとなく受験をやめたくなかった。
さらに、普段勉強する癖がないので問題集を開くことすら本当にきつかった。問題を解く以前の問題だ。本当にお話にならない。
仕事終わりに勉強しようにもキツくて寝たくなる‥。
挙げればキリがないが、勉強内容以前のつまずきポイントにうんざりすることがたくさんあった。
だが、勉強を進めていくと自分のダメさ加減よりも、知識を得る楽しさが芽生え、物事の見方のレイヤーが増えた。
例えば、建築基準法に「高さ20m以上の建物に避雷針をつけなければならない」というルールがある。
本当にそうなのか、周辺にあるふと20メートル以上ありそうな建物を見ると本当に避雷針が設置されてる!あの商業ビルもマンションもオフィスビルも!20メートル以上ありそうな建物全てに避雷針があった。
ずっと見慣れた風景なのに全然違って見えた。
避雷針はずっと前からあるはずなのに
それに気づけない自分に少し恥じた。
同じ物事でも避雷針のように
人によって見え方が違うんだろうね。
不動産系や建築系の知識は皆無だが、宅建で学んだことを踏まえて、職場の窓や通風口などの建物の作りをみると本当に決まり通りに作られてそうだったし、県や市からのお便りの都市計画など読んでみると書いている内容を全然わかってないことに気がついた。
あと、建物に石綿の使用を禁止されている。
建物のことはよく分からなかったが、学生だった頃、急に体育館の使用が禁止になり、部活が休みになったことがある。アスベストがどうの先生が言ってた。当時は部活が休みで遊べるとウハウハでアスベストが何かなんて考えたこともなかったが、まさか10年以上の時を経て伏線回収するとは思っていなかった。
選挙や報道を見て、案外お役所言葉が多いことを知ったし、役所の掲示板に計画案みたいなのが貼ってあるのも知らなかった。人間は見えるものしか見えないし、見えるものを自分で選んでるんだよね。
見えるか見えないかは自分の経験や知識で増えるのだと思う。知識が自分の経験と繋がれば、
物事の解像度が上がるし、上がることによって行動パターンが変わるとかあるのかものね。
‥そんな哲学的なことを考えた。
あと、仕事終わりに1ヶ月以上試験勉強をしたことがなかったので、続けるのが大変だった。
まず書いてある内容が全く分からないものを読む時点で、自分のダメさ加減や出来なさ加減に向き合わないといけないのがきつかった。
学生の頃は1日8時間とか10時間勉強もできていたが、今じゃ1時間勉強するのもきつい。あの頃のやる気やエネルギッシュさはない、その自覚から始まった。
仕事をしてクタクタ、勉強を持続する体力がない、それでもどうにかやれる方法を考えることから始まった。うまくいかないことも多かったが、ラジオ体操のスタンプのように勉強できた日は手帳にお気に入りのシールを貼った。朝ドラ カムカムエブリバディでも英語学習の継続でそういうシーンがあった気がする。勉強時間が長い日は大きいシール、キラキラシールとか小学生がやりそうな手段だ。勉強した当時は何とも感じてなかったが、勉強が終わり手帳をパラパラ捲ると、たくさんのシナモロールがいて自分に驚いた。理由:なんとなくで、数ヶ月間自分で頑張れたのは財産だと思う。
何か挑戦して、やり遂げるって、こんなに達成感があって清々しい気持ちになれるんだ。高校・大学受験で感じたことがなかったので本当に驚いた。
合否はどうであれ、試験勉強をしてよかった。
ギャル爆誕
私は女王蜂というバンドが好きだ。
その女王蜂というバンドだが、
実は初夏にボーカルのアヴちゃんの体調不良で半年近く活動を休止していた。
勘のいい人はお気づきかもしれないが、
休止後のホールツアーが開催された。
タイトルはギャル爆誕。
タイトルからして勢いを感じる。
ここ数回のライブ参戦はチャイナドレスだが、
せっかくなので、
ツアータイトルに合わせた服を探す。
ミニスカートにブーツでギャルが着そうな服にした。
4月の15周年公演以来久しぶりのライブだ。
女王蜂の皆さんやスタッフも
ライブに向けてギアを入れてるだろう。
ライブを心の底から楽しめるように、
筋トレやピラティスに通ったりゴミ捨てをしたり、根菜類を食べたり、季節に合わせてお花を飾ったり、仕事や仕事に関する処理も行った。
冬だし、風呂はお湯に浸かり、
ミロを飲み、コスメデコルテの髪の美容液を使ってみたり、風呂上がりドライヤーで髪を完全に乾かす、肌が乾燥しないように保湿器をこまめに使い、体の疲れやむくみが取れるようにストレッチポールにごろごろと寝っ転がる。
とライブに便乗して、
色んな細かいことを行った。
今回なんと最前列だった。
最初見間違えたのかと思ったが、
見間違いではなかった。
与えられたチャンスを
後悔せずに楽しむぞ!
気持ちを強くもちライブ会場へ向かった。
大抵ライブは1人で行って1人で帰るが、
今回は別ジャンルのライブ歴戦ネキ(女王蜂や龍宮城の楽曲を知ってる)と
一緒にライブに参戦・会場で合流した。
歴戦ネキにジュリ扇を渡し、写真の撮り方や立ち位置を教えてもらい、記念写真を撮る。
iPhoneのカメラの線はカメラ撮る時に
役に立つようだ。
歴戦ネキにブルーベリーのサプリをいるか聞いたら、会場入りする前に飲んだと言われた。
釈迦に説法だった。ネキと笑った。
開場し、人の隔たりのない最前列の近さにネキと騒ぐ。日常生活で「よっ!」と言える距離だし、服や靴の装飾はもちろん、指先の細かな動きもしっかり肉眼でみれる距離だ。やしちゃんセレクト曲を聴きながら、歴戦ネキにジュリ扇の振り方を軽く説明する。
ライブ後に知ったのだが、歴戦ネキ過去に扇を振るスタイルのライブに何度も参戦してることが発覚した。
またしても釈迦に説法だった。
開演し、観客みんなが立ち上がる。
楽器隊のみなさん、アヴちゃんが登場する。
本当にライブをするんだ、本当にここに来てくれたんだ、元気でいてくれたんだ‥。と女王蜂の皆さんの姿が見えて、感極まり嗚咽が止まらなかった。
で、はじまりの歌もそのエモーショナルな気持ちをじわじわと高める曲で、咽び泣いた。
最前列で女王蜂の皆さんに会えるから、
ちょっとお高めのパックをしたり、化粧が崩れないように湿ったスポンジを使ってファンデーションを塗ったり努力をした。しかし、感情が溢れて咽び泣きの可愛くない顔をみられたかもしれない。顔が見える距離ならかわいい顔の方がいいのにね‥。乙女心は複雑だ。
セットリストは伏せるが、女王蜂の曲に込めた想いと曲にリンクした自分の想いや過去の出来事が共鳴し、泣いたり、うっとりとアヴちゃん、やしちゃん、ひばりくん、みーちゃん、美代子さんを眺めたり、それでもジュリ扇は動かして、あっというまにライブは終わった。
演出などネタバレなしで抽象的に書く。
冬から春に向けて咲くスイートピーやミモザやラナンキュラスなど多くの淡い色の花が咲き誇り、優しい日差しが入る庭園のようだった。モネの睡蓮みたいな感じなのかな。様々な植物が息吹き、多くの動物が冬眠を終え、淡い暖かな生命力が満ちた空間でヴィーナス、いやギャルが爆誕していた。資料集に載ってるヴィーナス誕生みたい(貝殻の上に裸の女の人が立ってる絵)イースターなのかな?(今までの女王蜂もとても素敵、素敵のジャンルが違うって意味ね。)でも、誕生しているものには強いものや毒のある植物や動物もいて、ちらちらと禍々しさも見え隠れしていた気がする。
女王蜂を知り、情報を集めてたとき、「この人たち、見た目は前衛的だけど、めっちゃチャーミングな人たちやん!」とだんたん好きになっていったことを思い出した。
チャーミングでラブリーで、でも禍々しさや苦難もあり、ライブの観客がみんなギャルが爆誕しているのを心から祝福している!本当にライブをしてくれてありがとう!!女王蜂復帰してくれてありがとう!!と周囲に言いたくなるぐらい心が暖かくなった。
ここ数ヶ月、様々な境遇の人と話して、当たり前はすぐに形が変わるものだと痛感した。
女王蜂の皆さんがライブをすることも私がライブに参戦できることも、どっちも欠けていたら、成り立たない。マジ僥倖なんだわ。
ゆく年、くる年、おせち料理
私の母親は例年おせち料理を作っている。
子供が巣立った今も一部ではあるが、おせち料理を作っている。重箱に料理を詰めて食べるアレだ。
おせち料理といっても
全ての縁起物は入っているわけではない。
栗きんとんや伊達巻きが入ってるのを
見たことない。
田作りやかまぼこや菊花かぶなど
伝統的なものも入っているが
子どもウケのいいウインナーや唐揚げ
ミニトマトなどが入った
おせちとオードブルのハーフを
母親が作っていた。
12月になると母親がチラシの裏に
おせちの作成スケジュールを立てて
具材やデコレーションなど何が必要なのか
書き出す。クリスマスがすぐに過ぎると「酢の物は味を染み込ませないといけないからね。」と菊花かぶや酢ごぼうを作っていたのは今でも覚えている。
年末といえば、玄関掃除や窓拭き、
自分の部屋の掃除をして、
12/30についたお餅の飾り付けをする。
母親は大晦日のお昼の探偵ナイトスクープを見ながらおせちの重箱に具材を詰めていた。掃除を終わらせた私は、飾り付けを手伝うふりをして唐揚げをバレないように盗み食いするのが毎年の光景だった。
年越し蕎麦を食べるというのがルーティンだった。
こんな年末を過ごした影響かおせち料理は買うよりも作るものと思っていたし、大人になったら子供ができておせち料理を作り正月を迎えるものだと思ってた。
成長し、大人になり自分で生計を立てられるようになった。仕事柄、年末年始が休みではなかった。年末年始のまとまった休みがないのだ。どうにかスケジュールの合間をついて年末だけ、三が日をすぎて帰省することもあった。おせち料理を食いっぱぐれる年もあった。
今年はおせち料理を作れるスケジュールだったので、なんとなく作ろうと思った。作る前は作モチベーションはそんなになかったが、準備をしていくと、デコレーションや食べるものを考えていくうちにやる気が出てきた。
筑前煮を作る。筑前煮は作ったことがあるので大体の材料はわかる。でも今回は年末感を出すために野菜を飾り切りすることにした。
れんこんやにんじん、サヤエンドウやこんにゃくをおしゃれに切ってみる。野菜の型抜きを使ったり、ネットで簡単なやり方を調べたが、型抜きやアク抜きを徹底するのなかなかに時間がかかる。飾り切りは細かい作業が多い。花れんこんにしたつもりだが、れんこんの穴に貫通して、花が崩れる。あーあ、細かい作業大変だな。女王蜂のYouTubeを流しながら作ったので、歌いたくなる気持ちを抑えて黙々と切った。酢水でれんこんの変色を防いだり、こんにゃくのあくを抜いたり、色味や煮崩れのためにんじんとサヤエンドウだけ簡単に茹でる。肉を炒めて、肉だけ取り出して、他の野菜を炒める。普段は面倒くさくて肉だけ取り出すことなんてしないが、正月用なので手を加える。肉を炒めた後にお酒を加える。こうしたら酒に肉の油が溶けて味がよくなるって見たことある。普段よりたくさんプロセスを加えて、筑前煮が完成した。

柚子の皮を入れた紅白なますを作り、
エビの背わたを抜き、塩や片栗粉で臭みをとり、牛肉に下味をつけて寝かし(塊肉は下味と寝かすことが肝)、だし巻き卵用のダシをとる。当たり前だが、料理は早く作りすぎていいわけではない。賞味期限を考えて、冷ますことも考えて、火入れは大晦日ギリギリにすることにした。急いで家に帰り、下準備をしたものを焼いていく。洗い物を増やさないように導線を少なくできるように準備して、火入れを進める。全てファーストテイク。一発勝負。集中してて探偵ナイトスクープがBGMになりかけてたわ。だし巻き卵ぐちゃぐちゃになりかけたけど、気合いでどうにかなったわ。普段の料理よりも神経使いますなぁ。なんやかんやで料理を作り終えた。
年始のご馳走で疲れたのもあり、
もらった年越し蕎麦キットで
ちゃちゃっと料理を作った。
練り物が可愛くしてくれた。

親の料理のスタイルが自分の好みではない。
具材の切り方が細かいし、筑前煮や唐揚げの肉が鶏胸肉でパサパサしてる。嫌いだった。
親が作る料理やお雑煮の味を継承したいと思わない。でも、おせち料理を毎年作っていた、この年末の思い出は自分の心を温かく灯していることに大人になって気づいた。当たり前は当たり前じゃないのだ。
私も両親も年老いていく。一緒に過ごせるお正月は数えるほどかもしれない。
おせち料理は子供ができてから作るものだと思っていた。しかし、子どもどころか、未婚である。いざ、おせち料理を作りたいと思っても、やれるエネルギーがないかもしれない。年末って一年の総括だし終わりよければ全てよしだよね。
来年もなんかまたおせちやら年末年始のイベントやりたいし、自分のやりたいものを作っていきたいね。
良いお年を。来年もよろしくお願いします。
シュトーレンは人間性の鏡だ
2024年の冬からシュトーレンを食べている。
ドイツにルーツがあるわけでも
信仰上の理由でもない。
インターネットが流行り始めた頃、
小学校のパソコンの授業でネット検索を勉強した際、「外国のクリスマス」について調べるぐらい、外国のクリスマスに興味津々だった。
サンタさんいるって本気で信じてたあの時代だ。
大人になり、クリスマスやお正月、年末年始、ひいては曜日感覚がない仕事に就いた。仕事を始めて5年間は心のサタンが暴れまわり、サンタなんてどっかにいったが、サタンコントロールもできるようになったし、ただただ日々が過ぎるのも虚しいので、外国のクリスマス文化を取り入れてみた。
(もっというと、冬は極端に遅起きで仕事の日も3度寝をするので、朝食のときにシュトーレンを食べる習慣をつけると早起きできそうと思った。これが1番大きな要因)
ネットでシュトーレンの情報を調べ、気軽に食べようと考えたが、値段が安いものは植物油脂が使われていたり、賞味期限がクリスマス前のものもある。せっかくなら本格的にバターをたっぷり使われているものを作られているものを食べたい。
パン屋にお菓子屋に数店舗周り、
バターやドライフルーツを使い、
賞味期限の長い本格的なシュトーレンを11月末にゲットした。


この大きさをクリスマスまで食べるのか‥。
ネットではシュトーレンが美味し過ぎて、
丸かじりする人や数日で食べてしまった人も続出しているだった。
目分量で1日分切り、食べる。
ドライフルーツやマジパンの存在感もあるが、
崩れても口元につく粉砂糖、わずかなバターの風味。滋味深く安定感のある味が口に広がる。
コーヒーとともに食べるお菓子と思っていたが、緑茶でもほうじ茶でもアルコールでも合いそう。懐の広いお菓子だわ、というか軽食だわ。美味しいからパクパク食べてしまいそう‥。
そう思ったので、仕事の日は生ハムのように薄く薄く、透けて見えそうなぐらい‥薄くシュトーレンを切ったり、3度寝したり、台所に行く余裕がなくシュトーレンをパスする日もあった。
その分平日休みの日はシュトーレンをちょっと集めに切り、コーヒーの匂いが漂う中、バタバタとクイックルワイパー+掃除機+洗濯物干しを済ませ、朝ドラを見ながら優雅にコーヒーを飲みながら、ちょっと厚めのシュトーレンを食べる‥。そんな日もあった。
そんな風に過ごしてたら、なんと2割近く残ってしまった。今日が12月22日なので、25日まで4等分を考えたら、ダイエッターが食べるロールケーキのような厚さで切ることになった。


同じ味をクリスマスが来るまで毎日食べていく。クリスマスを迎えるために買った面もあるが、どちらかというと早起きできるようにシュトーレンを食べていた。結論からいうと、シュトーレンだけでは早起きできなかった。シュトーレンが口に合わなかったわけではない。おいしかった。
しかし、早起きできなかった日もあるし、早起きしても気乗りせずシュトーレンをパスした日もある。シュトーレンを計画通り食べるのは勤勉性がないと困難だった。
人間生活をしていると、ヒトは楽な方へ楽な方へと流されてしまう。
〇〇の勉強をしないと、〇〇をしないとと思いながら後回しにして、スマホを触る。そしてやらないといけないことを、困るちょっと前に頑張る‥そんなパターンが多い気がする。
自分のズボラで怠惰なところを
シュトーレンに見せつけられた気がした。
だらだらする時間がないとシャキッと動けないので、だらっとタイムを全部削ることはしたくない。でも、人間生きてて自分のやりたいことができる時間は思ってるより短い。ターシャが言ってた。
シュトーレンを食べるのは勤勉性が試されてる。多めに残ったのも食べなかった日があるからだし、シュトーレンを完璧に食べられる人はきっと勤勉なのだろうな。
たかが食べ物、されど食べ物。
来年こそシュトーレンを計画通りに食べたいな。
3個99円の柚子で柚子鍋を作った話
冬の家庭料理といったら
鍋を思い浮かべる人が多いと思う。
鍋といえば、野菜と肉(時には魚介など)をスープで茹でるだけでできる簡単な料理だ。
具材もスープも自由で、切って煮るだけ(アク取るときもある)、多少のミスをしても
ちゃんと食事としても成り立つし、具材によっては節約料理にも、もてなし料理にも変貌を遂げるポテンシャルの高い料理だ。
SNSで料理を見る機会が多い。
料理をみていたら、レモン鍋をみた。
茶色や白、葉物野菜の緑に混じって、
レモンのイエロー‥。
卵のイエローではなく、
純粋な明るいイエローにとてつもなく引きこまれた。冬は心なしか暗めの色を着たり、
料理もなんだか暗いこってりしたものを好む。
料理だけでも明るい色を使いたくなった。
鍋だしレモンに合いそうなものを入れたら、
とりあえず美味しくなるやろ、
そういや、レモン塩だれのタレもらってたし、
それ使えば味どうにかなるか、と
深く考えずにスーパーに向かった。
スーパーに向かったが、レモンが置いてない。
2件目のスーパーに向かったが、
国産のレモンがないし、レモン自体
安くなかった。
ふと、売り場を見ていると、
柚子が3個99円で売られている。
腐ったり、物が悪かったりもなさそう。
お得なので、柚子鍋にすることにした。
肉団子、ほんの少しの鶏のぶつ切り(骨が入ってると味が美味しくなるため)、1本99円の大根、199円の白菜、199円の白ねぎ(ネギを入れたら薬味パワーで味が美味しくなる)、木綿豆腐を入れて、レモン塩だれでぐつぐつと煮る。ちょっと残しができないので、白菜以外は全部野菜を入れた。蓋ギリギリになったけど気にしない。食べたら形が変わるもの。
野菜が高いので、鍋が高級料理になりつつあるなと思ってたら、いい感じに野菜も煮込めていた。ある程度野菜を煮込んでから、柑橘を入れるのがミソのようだ。柚子を切ったが、皮のわりに身が柔らかいので柚子がぐちゃぐちゃになった。映えないいつもの料理になりそうだが、
台所に柚子の香りが広がり、どうでもよくなった。柚子を並べ弱火で2分ほど煮て、火を止める。余熱で放置した。
蓋を開けると、柚子の香りが鍋の鶏肉と調和して柔らかで暖かな香りに変化していた。
‥これ絶対美味しいやつや。
味見しなくても分かる。
本能に訴えかけてくるやつや‥!

せっかくなので食べてみる。
鶏ベースのレモンだれに
野菜に鶏肉、肉団子が絡む。
口に入れると柚子の香りが広がる。
ああ、何と柑橘があうのだろう。
鶏肉とマーマーレード煮など
鶏肉と柑橘って親和性高いんだっけ。
そして大根や白菜とも柚子って味が合うね。
冬が旬のものは野菜も果物関係なく美味しくなるだな。風味が増すだけで高級感増した気がする。かつて誕生日に食べに行った三つ星レストランも柚子の皮使ってたわ。
明るいイエローのビジュアルに惹かれてレモン鍋を作るはずだったが、値段で方向転換して柚子鍋を作った。ほのぼのとしたオレンジの鍋になったがこれはこれで大アリだ。
思いの外いい方向に転んだ。
料理は味の組み合わせの勘を大切に
作ることが多いが、今回も的中した。
まだまだ冬は長いし今度は何作ろうかな。