アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

ブラジャーから、はみ出す思い




そういえば先日やっと新しいブラジャーを買った。


ブラジャーのデザインは見てて癒されるし、下着自体好きだが、買うのには法改正並の腰の重さがあり、なかなか買えない。


持論だが、肌に直接触れるものは、

課金しても損はない、気に入ったものを買うようにしている。


ブラジャーは肌に直接触れる。

生理前だとおっぱいの大きさが変わるので、その時期は控える、試着して決めたいので、ワンピースで出かけたときは買えないとか、試着で時間がかかるから、店が空いてるときに買いたいとか、1人でのんびり見たいとか、

ブラジャー自体が安くないので、財布が潤ってるときじゃないと買えないとか‥。


まるで平安時代の占いでスケジュールを決める人のようだ。


下着屋に行けても、そんなときに限ってサイズがない。いい下着を見つけたときは即買うようにしている。



店で買えるブラジャーしか着けてないが、

フィット具合がいいと肩こりがない。

合うブラジャーだとマッサージ代がいらないので長い目で見るとお得だ。



仕事をし始めてしばらくして、

ブラジャーを用途に合わせて使い分けるようになった。


ジムのときはスポブラ、

仕事のときはカバー力高めのブラ、

休みの時はほんのり色っぽいデザインのブラ、寝るときはナイトブラというように。



ジムに通い始めた頃は普通のブラジャーを着けていた。ジムは現実から逃げないように体のラインが出る服を着る。タイトなTシャツからブラの模様が透かしのように浮くのや、ブラ紐が落ちるとか、運動中に胸も動く。

何より汗の匂いが休み用のブラに染みつくのが嫌だった。


ネットでスポブラを買い使うと、動きやすく、使い分けって必要だと感じた。


体力勝負の仕事をしているので、クーパ靭帯を傷つけないようなしっかりホールドするブラジャーを選ぶ。

ワイヤレスだの、つけてる感じがない方が流行ってるが、流行よりクーパ靭帯のほうが重要だ。職場で下着を見せることはないし、デザインが多少かわいくなくても目を瞑る。

休みの日がうんと可愛ければそれでいい。

レースや透け感、好きなものをつける。


洗濯の都合で仕事の日に休みの日につけるブラを使うこともあるが、それは仕方ない。


ナイトブラもおっぱいが大きくなるとか聞き3年近く着けるようになったが、サイズは全然変わらない。世の中甘くない。


ナイトブラをつけるようになって、朝から下着を変えないといけないので、楽に着脱できるパジャマしか着なくなった。面倒くさがりで朝はぐうたら寝たいのに、ブラジャーを毎朝変えてるのは正直滑稽だ。






素敵な下着があれば欲しくなるし、似合うようにボディメイクも頑張れる。着けてるだけで自分も綺麗になれた、特別なように錯覚する。


たかだか、陰部や胸部の保護のアイテムなのに、気持ちが高揚する。見せる相手がいなくても。





ある意味ブラジャーに行動をハンドリングされてるのは否めない。