アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

肌が綺麗、は最大の褒め言葉だ。



こんばんは。

いつもブログを読んでありがとうございます。






私は性別問わず肌が綺麗、と言う言葉は最大の褒め言葉だと感じる。


肌は人が顔を見るときに視覚に映る大半を占める。疲れていたら肌が土気色とか、貧血気味だと顔が青白い、暑さや緊張すると顔が赤くなり、汗をかく、などだ。また、きめの細やかさや化粧ノリは食生活や睡眠状況、ケアで変わる。アトピーや皮膚炎など病気の場合もあるので一概に言えない。


つまり肌が綺麗、と褒められるのは自己の生活習慣やケア方法を褒められてる気持ちになる。これらは性格やライフスタイルや収入など簡単に変えられない部分と折り合いをつけ、工夫や努力を認められたように感じる。


それが化粧した状態で肌を褒められることが大半だとしても、自己の肌質を理解したうえで見合った化粧品を使えている、塗り方や使い方が適切である、年相応に見えるなど、化粧技術を褒められてる、と捉えられる。


化粧を褒められたら嫌だという人もいるようだが化粧技術は一朝一夕に身につかないものなのだ。化粧に使った時間とお金と他人に聞いて見れる顔になった。少なくとも私は嬉しい。




このように感じるのは過去と関係があるのかもしれない。


私はもともとスキンケアや美容に興味がなかった。高校生の頃は化粧水すら塗らず水で洗顔をしていた。アロエクリームをたまに手に塗るぐらい。電車を乗り継いだ先にあるPLAZAの輸入物のボディクリームをちびちび塗るのが精一杯だった。


高校時代、修学旅行でスクールカーストの高い女の子が化粧水を塗ってるのを今でも鮮明に覚えている。



顔は思春期特有のニキビだらけのクレーター。腕や脚は日照りと雨量不足の田んぼのようなカサカサとした状態。日焼け止めは面倒で塗らない。高校は自転車で50分ほどかかる場所にあったため、夏になると肌は黒くなった。


化粧も同様で高校時代は部活と

大学受験のために勉強に明け暮れた。


化粧やスキンケアをする文化がなかった。

もっと正確に言うと化粧やスキンケアは

一定の容姿や人気がないとできないと思い込んでいた。


大学生になり化粧をせざるを得なくなった。ニキビや肌荒れは化粧品で隠せると思っていたが、汚い肌に化粧品を塗ってもイマイチで、寧ろ肌は汚くなった。そのとき初めてスキンケアの大切さを痛感した。そのときから初めて自分で化粧水や乳液を塗るようになった。


社会人になり、仕事をするようになった。

夜中に時間に仕事も多く、食生活も睡眠時間も不規則になった。そして、仕事自体のストレスも強かった。


ストレスを食で解消しようとした結果、肌荒れとニキビだらけの肌になり、髪もパサパサ。明らかに老け込んだ。職場の先輩を見渡すと同じ年齢でも肌や髪質に大きな差があった。実年齢より老け込んでる人の方が多かった。


職場の先輩は自分の数年後の鏡である。

先輩の仕事面は尊敬するが肌の状態は好みではなかった。


美容雑誌を読みながら食事や睡眠、入浴や運動など生活習慣を整えた。枕カバーをこまめに取り換え、顔に髪が当たらないようにナイトキャップをかぶり睡眠の質が高くなるようにカモミールティーを飲み、ユニクロのパジャマを着るとか、よく見かけるワンポイントテクニックも使っている。

また、皮膚科に通いビタミン剤を内服しケミカルピーリングをした。



嬉しいことに課金と生活習慣を変えたことは報われた。顎のぶつぶつニキビ跡がなくなり頬のぼこぼことしたニキビ跡も薄くなった。

ニキビ跡が薄くなると隠すためのメイクをしなくてよくなった。素肌が綺麗に見えるメイクができるようになった。


実家に帰省した際、お世辞を言わない父から肌を褒められた。素直に嬉しかった。


憧れの田中みな実さんのような艶肌、透明感たっぷりの白い肌になりたい。




今だに何故ズボラで適当な私がスキンケアを続け生活習慣を整えようと思うのか、課金をするのか自分でも説明がつかない。私の高校時代しか知らない人がみたら信じられないだろう。



肌が綺麗で居続けられる魔法はない。

年はとるし、ライフステージも変わる。

努力の継続と状態にあったケアと課金が

肌の状態を保つのだと思う。折り合いをつけながら楽しく無理なく自分にできることを続けたい。



パートナーや周りの人の肌が綺麗に見えたら

褒めて欲しい。一アラサー女の願いだ。