アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

悪口でしか繋がれない仲が存在する話




こんばんは。いつもブログを読んでくれてありがとうございます。






人は人と何らかの縁で繋がっている。

血縁、推しや趣味、宗教、学校や習い事、

悪口、ちんことまんこ、同じ災難、犯罪など

道徳感や良し悪しも様々で、Wi-Fiのように気軽に繋がるものもあれば、婚姻届など手続きが大変な繋がり、数え上げればキリがない。


身近で悪口でしか繋がれないコミュニティがある。職場だ。


職場とはその名の通り仕事をする場所だ。

何かの隠語ではない。

私は女性比率が85%以上を占める場所で

働いている。20代〜50代のじょせいが女性比率が高く上司も全員女性のためか、男性の立場は低い。勤務時間は8時間から16時間。家族やパートナーと過ごす時間よりも圧倒的に職場にいる時間が長い。


ちなみに労働基準を明らかに超える時間だが

神の見えざる特例で違法ではないそうだ。ご安心を。




ある後輩がミスをした。

ミスの内容を話していたようだった。

最初はミスに至った経緯を話していた。


話題はヒートアップし、後輩がオタクであること、肌が白いこと関係ないパーソナリティまで攻撃していった。

不思議なことに話す人の表情はイキイキとし、目は爛々と輝いていった。話す内容は否定的であるのに。ババアの煮凝りが何体もいた。人間の醜悪さが凝縮された空間だった。


わずかでも悪口に同調すれば自分も悪口を言ったと針小棒大に話を広げられる。芸能人の愛用香水と同じような扱いだ。

悪口がダメだという態度をとれば場を乱したとよそよそしい対応をされる。経験談だ。


早死ランキングに入るほどハードな仕事だ。そうであればあるほど結束力が大切になる。恐ろしいことにみんなの中で共通の敵がいることで結束力は上昇する。過度の悪口を言うことで繋がりが深まり、プライベートでも食事に行くようだ。


あるスタッフは私と話すときに必ず人の不満を言い、私からも不満を聞き出そうとする。

頼まれてもない不満調査をし、集計だけを行い内容を吹聴する。誰彼問わず悪口を言うタイプであった。

その人と接した後はどっと疲れる。いわゆるエナジーバンパイアだ。


エナジーバンパイアと接しても特にメリットはなかった。


好きなことや趣味は職場で話せない。好きなことが汚される気がしていた。そうではないことに気づいたが気づいたときにはどんな風に話をすればいいか分からなくなっていた。関係が薄い人には話せるのに、顔を合わせる人には自分の内面を話せない。

SNSで繋がっている人の方が私のことを深く知ってるかもしれない。自業自得だが。



ドラッグや麻薬を使えない日本でずっとハッピーでいれるわけない。


人間の激しい感情をゴミ箱のように無碍に扱われたり、瞬時の判断を要することも多い。

ストレスが溜まりやすい職場だ。ガス抜きは必要だ。

しかし過度にガスを抜くと自分はスッキリしても他人は不快感を強く抱く。その不快感は後々の自分の首を絞める。


立場が新人でなくなり、以前と比べたら

職場での発言権も増え物理的に声も大きくなった。悲しいことに私も不満や悪口を言うことも出てきた。



悪口でしか繋がれなくなったら

柔軟さや心の余裕もなくなり

年だけを取った人間になりそうだと

職場を見てて感じる。

全員ではないが職場の40代オーバーのスタッフをみるとその傾向が強い。

私の職業を人に説明したら、ヤリマンだの

性格がクソだの罵声を浴びせられることも多い。残念なことに世間ではそのように見られる。この仕事を始めて感じたことだ。


人間性で給料はもらえないが、ババアの煮凝りにはなりたくない。


自戒のために。