アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

年末年始の空気の差が好き



こんばんは。

いつもブログを読んでくれて

ありがとうございます。




クリスマスと年末のあの場末感!という空気が好きだ。人や酒や食事が入り乱れる。

やることもたくさんあり、忙しいはずだが、充実感もある。文化祭前の準備の時間、コスプレ撮影前の準備の時間、結婚式招待される前の準備期間、というのが一番イメージしやすいだろう。

ダイソーでクリスマスグッズを売りつつ

隣に鏡餅や門松を売っている。スーパーではフライドチキンと数の子が並んでいる。

クリスマスカードの横にお年玉のぽち袋が販売されている。


カレンダーレベルのイベントが

1週間のうちに2回もある。仕事も家もバッタバタ。体重レートもエンゲル係数も上がりまくりだ。


昔、報道番組で大人が「年を越せない」と言ってた意味がようやく分かるようになってきた。



年末のばたついた空気が嘘のように年始はゆっくりとした空気が漂う。


独身で24時間営業の職場で働いているので、正月休みという概念がない。パートナーの実家へ行くこともない、ということを踏まえての発言だ。




閑散とした空気がとても心地いい。母親とおせちを作ったり、味見でおせちを食べて怒られたり、

大掃除をしたり、1231日は

馬車馬のように働かされる。


しかし、11日になると起きる時間も遅くてもよくて、朝ごはんだか昼ごはんだか分からない時間帯に豪勢な食事を食べて、袋に入った福沢諭吉が私の手元を行き来する。店のBGMもゆるやかな和の曲だ。


たった1日違うだけで、こんなに時間の流れが違うのか、大人になった今でも思う。





年末年始の慌ただしい中にある澄んだ空気が好きだ。


冬は嫌いだ。この時期の空気は寒くて鋭い。しかし、全てをリセットさせてくれるような鋭さ、悪癖を断たせようとする鋭さ、頭をカラッポにし、新しく何かを始めたくなる気持ちにもさせてくれる。年明けに資格のユーキャンのCMが流れまくるのもこの心理を利用しているのだと思う。


澄んだ気持ちで過ごせるようにゴミを捨てる、ものをピカピカにする、新年を迎えるときは新しいものを使う。誰にも教えない神頼みをしに一人で神社へ行く。私と神様だけの内緒の願いを伝える。やりたいことを考える。

年始の澄んだ空気は交差点の信号が全て赤になる瞬間のように短い。短いからこそ好きなのかもしれない。




2020年はオリンピックが

日本で開催される。

時代は変わる。生活も変わるだろう。



毎年変化を求め新しい習慣を行う。継続できることもあれば挫折するものも多い。

その度に少しだけ自己嫌悪する。




日々是好日という映画の中で

時代は変わっているから

同じ状態を保つのも自分自身が

変わっている。

つまり、変化をしている、という解釈であった。


その解釈にハッとしたし、

なんだか嬉しくなった。


劇的な変化が出来なくても

努力したことを自分だけでもいいから受け入れていきたい。