アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

爪に色を宿した



化粧品のパンフにありがちな言い回しだが

久しぶりに爪に色を入れた。

マニキュアを塗ったのだ。


美容や健康に関するフットワークは

比較的に軽い方だが、

ネイルサロンに行ったことないし

マニキュアも年に一回塗るか塗らないかだ。

爪は切るぐらい。


美意識のかけらもない。


なぜこんなにズボラなのか考えてみたら

いくつか理由があった。

①めんどくさい

②そもそも必要性を感じていない。


①は爪は伸びる。

伸びた分に合わせて色を塗らないと

ボロが目立つ。

自分で色を塗ろうにもうまく塗れない。

ネイルが乾くまで何もできない。

スキンケアは顔に塗った後に髪を乾かしたりトイレに行っても大丈夫だが、

ネイルは行動が制限されるため

塗ろうと気にならない。

じゃあ、ネイルサロンに行こうとも

思えない。予約をとって、その場に向かうことよりもめんどくささが勝る。

②は肌に日焼け止めを塗るのは光老化予防とか保湿をするのは乾燥予防、髪に色を入れたりトリートメントをするのは老けて見えないため、とか合理的な理由があるが爪に色を入れるのは健康に関係する目的がないように感じる。

マニキュアやジェルネイルを塗っていたら

医療機器が使えないとか、地爪から健康状態も分からない。

テンションを上げるために色を入れるという人もいるだろうが、蓋を開けて独特の匂いをする液体を爪に塗って乾かす‥‥


申し訳ないが考えるだけでもテンションだだ下がりだ。


爪に意識を向けれるほど美意識も関心も高くない。


仕事柄ネイル禁止で爪が長いといけないという状況にほっとしている。

ネイルも綺麗にしないといけない職種じゃなくてよかったとさえ思う。


爪まで美意識を向けれる人は本当にすごいし、ネイルしてる人を見るとネイルのことを伝えるようにしている。

ベージュやピンク色で指が綺麗に見えるカラーでも季節感があるカラーでもその人らしさが見える気がする。

知らない人からされたくないだろうが、ネイルをした労力を称えて。