アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

大人になって見る十二国記の心への響き方は異常。

こんばんは。

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十二国記の新刊が発売されることになった。小説は読んだことはない。しかし、NHKで放送されていたアニメは毎週見ていた。レンゲソウ畑で遊ぶのが好きな年頃だったが、アニメのために帰宅していた。


当時は「私が知らない世界が、どこかにあるのかな?私のところに麒麟が来ないかな?」とワクワクし陽子のアクションに「カッコいい。陽子みたいになりたい!!」と胸を膨らませていた。アニメのオープニングもエンディングもカッコよくて好きだった。


大人になった今、アニメを見直しているが、かなり琴線に響く。素敵なアニメだ。



当時はイマイチ分からなかったが、陽子は異世界に飛ばされ、人の裏切りや命の危機に何度も遭いながら、人間として成長していく。陽子は異世界に飛ばされる前に刀を渡された。その刀は真実や過去を見せてくれるが自分の心の弱さや醜さも写す。


ストーリーの中で何度も蒼猿が出てくる。蒼猿は陽子の心の弱さや辛さにつけ込んだことを言って心を誑かす。



ストーリーのなかで人間不信となりかけ、命の恩人を殺そうと考えてしまうシーンがある。青猿は陽子に恩人を殺すように言う。しかし、陽子は「自分が信じたいから、信じた。相手が裏切ることは相手の勝手だ。」と言って青猿を倒した。



大人になって感じたのだが、人を信じることは簡単ではない。生きているうちに傷を受ける。傷が癒えることもあれば、トラウマとなることもある。私も傷をつけるし、酷い言葉を言うこともある。以前弟から「棘がある言葉使うからモテないんだよ。」と言われた。完全に無自覚だった。救いようがない。


「自分がやりたいからやった」この考え方なかなかできない。心のどこかで他人に期待してしまう。自分の行動に責任を持つ、他人は他人で縛ることができない。この考え方はとてもしなやかで強い。クソ真面目な私はそう思う。




元々の陽子は他人の顔色を伺い、波風を立てずいい子でいようとしていた。しかし、それは他人に関わるのが面倒、という裏返しであった。


貧しい人間だから、貧しい人間関係しか作れなかった。痛いほど響く。自分の人間関係は、果たしてどうなんだろうか。考えたくないね。



畢竟、大人になって小さい頃にみたアニメをみなおすのいいよ!十二国記キャストも豪華♡


陽子みたいな凛々しくて、しなやかな女性になりたい。

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