アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

私には私の幸せ、貴方にはあなたの幸せがある


こんばんは。

いつもブログを読んでくれてありがとうございます。



最近Twitterで「美人は辛いよ」と投稿して炎上した人がいるらしい。本心ではないことを呟いてる、ビジネス・炎上目的でツイートしてるのが見え見えで呆れた。

美人がつらくて嫌ならば、ブスに整形すればいいが、きっとその人は美人になる努力を続けるだろう。これだけは断言できる。







それぞれの立場にならないとわからないことがある。



私は見ず知らずの人から電車の中で「ブス!」「クソデブ!」と言われ笑われたことがある。

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↑こんな感じ


被害妄想だと思いたい。しかし、そのときの乗客に私より太っている女性はおらず、知らない男性の指の方向には私がいた。


電車という密室で言われて周りの人は見て見ぬ振り、発言した男性も乗ったまま。言われた直後は突然のことで何も分からなかったが、通過駅が増えるたびに辛さや悲しさが溢れて涙が出そうになった。



あのときの乗車時間ほど長いものはなかった。



家に着いた私は母親に「なんで私だけブスに産んだの!なんで私だけ一重まぶたなの?なんで私だけ丸顔で涙袋がないの?なんで団子鼻なの?産むならもっと可愛い姿で産まなかったの!!不良品に産むぐらいなら、最初から産まないでよ!!」と泣きながらやり場のない感情をぶつけた。目鼻立ちが整った母は困っていた。父は「そんなことを言う奴の言葉を間に受けるな。」と言った。





その一件以降、電車に乗るのが怖くなった。ゲリラのように容姿のことを貶される、とても怖くて顔が見えないようにマスクを付けて乗るようになった。顔を見られないように床ばかり見るようになった。



時も経ち、怖がらずに電車に乗れるようになったが、あの苦しみは味わいたくない。


残念なことに女性に「ブス!」や「デブ」と言う男性は一定数存在する。そして、その人たちは自分の発言を覚えていない。






以前好意を寄せられていた人から「俺はあなたの見た目について、ブスやデブだなんて絶対言わない。」と真顔で言われた。

成人し給料を貰っている大人が小学生の道徳の時間で習うことをわざわざ言って欲しくない。道徳心が低いことを露呈しなくてもいいのに。お世辞でも可愛いって言って欲しかった。



経験がないから痛みが分からない、きっと彼は知らない異性からテロのように「ブス!」や「デブ」と言われたことがないだろう。

痛みを知らないのは彼の幸せで、痛みを知ってしまった私の幸せではない。




他人に容姿を貶されないこと、

夜に眠り朝に目覚めること、

誕生日に友達からのライン通知があること、

仕事前に職場のトイレで泣かなくてもいいこと、



私はこれらを幸せだと感じるが、

他人から見たら当たり前だと思うだろう。


そして、他人が幸せだと感じることは私にとって「当たり前」なこともあるだろう。



他人を僻んで幸せになれるわけではない。




幸せの価値観は人それぞれで、経験は価値観を変えるものだと思う。広くて深いほど他人の気持ちがわかる人なんだと私は信じている。