アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

おかえりモネのすーちゃん




人生はうまく行くことばかりではない。

恋愛(人間関係)は自分の努力だけで

解決できないものもあるだろう。

自分がいいな、と思った人は

私が話したことは全然覚えてないのに、

私の友人のことは詳しく覚えてたり、

自分じゃない誰かと会うのを楽しみにしたり

飲み会に呼ばれても、人数稼ぎのような

当て馬のような扱いを受けたり‥。

寂しさと虚しさが混じった辛さがある。




おかえりモネというドラマがある。


主人公の幼馴染の男の子のりょーちんが

心を許しているのは主人公で、主人公の妹はりょーちんが好きで、主人公はりょーちんの気持ちに気付いてなかった、というシーンがある。


すーちゃんは今時の洋服が好きな明るい女の子だと思っていた。でも、違った。

主人公たちは田舎育ちだ。親の職業や家の場所も知ってるようなコミュニティだ。

クラス替えなども見知ったメンバーだろうし、狭いコミュニティで逃げることもできない。その中で何年もすーちゃんはりょーちんがモネに心を許してるのを察すること多かったと思う。

作中ですーちゃんはりょーちんに「好き」と何度も言っている。最早恒例行事のようなものだが、何度も気持ちを伝えている。


モネと自分の扱いが違うことのも悟らざるを得なかっただろう。モネのことも大切に思ってるだろう。

すーちゃんは「モネのことをムカつくと思った時期もあったけど‥」と言っていたが、

気持ちを消化し、それを幼馴染たちに気づかせないほど、明るく振る舞っている。

そして、傷ついたみーちゃんのそばにいた。






辛い経験をした人は他人に優しくなれる、

惨めな思いをした人は強くなれるとか、

そんな辛い経験を美化したり、辛い経験をさせた側が悪くないという意味に取られたくないが、経験で考え方や行動は変わると思う。

そしてそれは、何かの危機のときにわかるのだろう。



最近知り合いや友人が結婚や出産ラッシュだ。喜ばしいことだが、素直に喜べない自分もいる。誰かと付き合ってもうまくいかないし、人と接すること自体疲れてしまう。

誰かと接さないと、と思う。

他人はできるのに自分はできない。

考えれば考えるほど上手くいかないし、

溜池に足を滑らせたような気持ちにすらなる。



こんな気持ちが大きくなりそうで別のことをやっても純粋に楽しめなくなってしまいそうで怖い。

彼氏がいなくても大体楽しく生きてるし

1人行動は好きだが、生きる目標が見えにくくなってしまった。

目標としてた金メダルが取れたアスリートではない。大会にすら出場してない状態だが。







傷を放置すれば、もっと悪くなるし、

傷が化膿したら膿は出し切らないといけない。





男時でも女時でも自分がやめない限り、

人生は続く。