アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

メフィスト召喚

 

 

女王蜂のライブに行った。

今回のツアーは2回も行けた。ラッキー。

結論だけ言うと召された。

 

 

なかなか遠方に行かないので、

買いたかったお菓子をゲットし、

行きたかった神社へ行き、

御朱印をゲットし、おみくじを引く。

大吉だった。

 

神や仏も悪魔のお友達っていうし、

なんかいいことありそうだと

ライブに想いを馳せる。

 

チャイナドレス、ペンライト、ジュリ扇、

ライブチケット、ドリンク代などのお金の

忘れ物がないか確認し、会場へ向かう。

 

会場近くにライブTシャツを着てる人、

今までのライブグッズをつけてる人、

アヴちゃんのように目元にブルーのストーンを付けてる人、ぁゔちやアイちゃんのような髪型の人、普通の格好の人、チャイナ風の服を着てる人、過去のMVに合わせた服を着てる人、

とにかくみんなオシャレで見てても楽しかった。

 

整理番号順に並んでる時に写真を撮ってる人がいて表情がコロコロ変わってアイドルみたいで可愛かった。

 

 

アニメ推しの子のエンディングとタイアップしてる影響かアイドルをコンセプトにしていた。

開演前のやしちゃんセレクトBGMアイドルソング。マジLOVE1000%やでんでんぱっしょん、あー真夏の恋はーの曲、狼青年などジャンルを問わなかった。

特に狼青年は女王蜂がアイドル(Hey!Say!JUMP)に提供した曲を流すなんてもう痺れた。やしちゃんナイス。

 

 

最初のライブは

ステージから35メートル内だったので、

ぁゔちややしちゃん、ひばりくんを直近で見れた。

みんな肌が本当に綺麗だし、ぁゔちの髪が汗で顔に張り付いたり、やしちゃんは演奏中に表情がコロコロ変わったり、ひばりくんは思ってたより、手首が太くて、長年ギターをやってるんだなと近くで見ないと分からないことだらけだった。

 

声出しも許可されたので、叫びながら、ジュリ扇やメフィストライトをふりまわした。

 

 

セットリストはとにかく火力が強い。

強すぎる。ヒートアップしてる。

 

 

CRY

ファウスト

・火然えるミ毎(パラパラタイム)

PRIDE

・バイオレンス

KINGBITCH

BL

・火炎

・夜鳴鶯

・犬姫

・傾城大黒舞

・油

メフィスト

・聖戦

・夜天

HBD

あややこやや

・アウトロダクション

・ハイになりたくない

・催眠術

Serenade

・ヴィーナス

 

興奮してたので、

順番や抜けはあるかもしれないが、

とにかくすごかった。

 

じっとりと湿った性の匂いがする「犬姫」と

男女の温度差の激しく乾いた性の「傾城大黒舞」、

和の曲でテーマは同じなのに全然違うものを

ぶっこんできたのがかっこよかった。

 

メフィスト」は物理的にステージから距離も近く、セトリ関係なく生で聞くと、どうしようもなく悲しくなった。

メフィストの歌詞で「だけどステージが逃さない」というフレーズは一度活動休止をした女王蜂が歌ってるからこそ重みがあった。辞めたいと思っても辞められない業を背負ってるみたいだった。

 

女王蜂のファンなので歌詞のオタクの気持ちを重ねてしまった。アイドルとオタク、焦がれるものが似ていて心を動かされていて、でも決して交わることはなくて。

もし、女王蜂に終わりが来ても、どうしてるのか分からなくなってても、元気に生きてほしいなと考えてボロ泣きした。

 

 

曲に合わせて体を動かして叫んでる姿は

ステージ側の女王蜂やぁゔちからすると

一筋の蜘蛛の糸が垂れても誰も

蜘蛛の糸を掴もうとせず熱狂してるように

見えるのかもね。

 

他の曲のときに横にいたお兄さんや近くのお姉さんが泣いてた。初めて会う名前も知らない人だけど、この人たちも曲を聴きながら時間を過ごして思い入れがあるんだろうな、と想いを馳せた。

 

 

「ヴィーナス」は女王蜂を知ってすぐに好きになった曲だ。誇張抜きで何百回以上聴いてるし、歌詞ももちろん知ってるのに、曲が心を丸裸にさせ、欲望を暴かせようとした。

曲に必死につかまり、演者の心のうちを知りたくてじっと見つめ、もみくちゃになりながら

体を動かす。

特にひばりくんのギターソロの部分で演者と観客の魂の殴りあいがヒートアップして女王蜂の魂に触れた気がした。

本当に「魂の殴りあい」だった。

 

 

 

 

隣の人の肌に触れるぐらいの距離で思い思い叫び、目の前にはジュリ扇と淡いブルーの光ごしに燦然と輝く推し。痺れるように美しかった。

メフィストブルーの光とはお別れなので

しっかりと目に焼き付けた。

 

 

ハイになりたくないとか思う隙もなくハイになってた。

 

 

 

好きなものを好きと心の底から表現できることって幸せなことだし、感情を素直に出していいんだと思えた。

 

 

 

次のツアー楽しみ!