アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

お金は余裕に変換できる




こんばんは。お久しぶりです。


先日居住県内有数の有名ホテルに泊まった。

きっかけは新型コロナウイルス

ホテル宿泊割引が適応されたこと、

新型コロナウイルスで用もなく

ホテルに宿泊することのハードルが

低くなったのも影響する。

1人でのホテル宿泊は三密を避けれる上に

気分転換にもなる。

一度は一流のサービスを受けてみたかった。


いつものように受付し、ルームキーをもらい、ウェルカルドリンクの無料サービスを受けた。ドリンクが1800円以上するのだ。おうちドリンクなら6リットル以上飲めるだろう。貧乏性も相まって、一番高い紅茶を選んだ。接客の雰囲気も慣れなかった。オーダーしたドリンクを持ってきてもらった際上擦った声でしかお礼を言えなかった。

人が少ない時間帯だったのか、私以外に身なりの美しい老夫婦が1組だけしかいなかった。


花が飾ってるエレベーターでようやく室内に着く。ベッドはセミダブル。テーブルと椅子が2つ。外の景色は普通。室内もブラウンと白で統一されている。冷蔵庫の中にお酒が入っているのを見てドキッとした。

アメニティは正直ビジネスホテルの方が好みだったが、バスタブと部屋が広いのとVODが無料だったのでまあよしとした。


窓からの光の入り方が何だか背徳的で芸能人の写真集での撮影に使われそうだと考えた。

VODがタダなのだ。記念にAVを見よう!とアダルトビデオのページを見る。AV5つほどジャンルに分けられてて一応全てのページを見たが、深田えいみちゃんの出演作品を見つけることはできなかった。

出演者検索なんてつければ絶対いいのに。と素人ながら思った。あと、やけにAVのタイトルが長かった。シチュエーションの想像はしやすかった。


数本AVをパラ見したが壁視点や覗き穴から情事を覗く視点のものが新鮮だった。変に女優に感情移入しそうだったので、レイプ物はやめた。女優の体を見せるためだろうがブラジャーの脱がし方が下着が傷みそうだとか、どの女優も顔も身体も綺麗で目が肥えた男性が多そうだな〜と別のことを考えてた。


ぼんやりむらついたが、なかなか気持ち良くなれそうにない。持ってきたおもちゃも使う気になれない。今回は諦めて読書やTwitterに潜ることにした。ホテルのWi-Fiは通信がサクサク進むため月末の速度制限がかかりそうなケータイでも躊躇なくYouTubeでお気に入りの曲を流せた。


バスタブにお湯をためサンプルのエスティ・ローダーのスキンケアセットを使った。ベッドが広く寝相が悪い私もベッドの大きさに安心して眠れた。


備え付けの浴衣で朝食を摂る人はいなさそうなので密を避け、身支度をした。


朝食会場に向かったらちらほら人はいた。考えることはみんな同じなのだ。そして備え付けの浴衣で朝食を摂る人はいなかった。

朝食も美味しかった。小鉢がたくさんついており、バリエーションも豊かだった。焼き魚とだし巻き卵が優しい味だった。お皿は全てローカル陶器で味があった。味もだが、お皿などちょっとしたところにお金や気配りがあるのだろう。記念写真をうっかり撮らせないような場所だった。



有名ホテルは宿泊金額がお金が余裕や気配りに変換されていた。ホテルは寝るだけのものだと思っていたが余裕を買ったり敬意を持って相手をもてなす面もあるかもしれない。少なくともVODを見るためだけの場所ではないだろう。

もう少し人生経験を積んだらホテルに見合うかもしれないし、気付けなかった、言語化できなかった気遣いやサービスも分かるのかもしれない。素人目にもすごいと思える場所だった。









話は変わるがワケーションは金持ちの道楽だと個人的に感じた。三密を避けられない職種だから尚更そう感じるかもしれないが。