アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

花を飾るようになった




生花を買った。


正直、生花を買うのは敷居が高かった。

花なんてセレモニーのギフトぐらいしか馴染みがない。花自体高い、花の配置やバランスが分からない、花を枯らさないように水を入れ替えるなど面倒くさそうだった。

意識高い人がこぞってやる行為な気がした。

しかし、コロナ禍でセレモニーが減少し、

生花が売れないと聞いたのを思い出した。

生花店を応援する、だなんて大それたものではないが、やったことないことをやりたくなった。


花瓶は100円ショップの透明なグラスで代用し、生花店でガーベラを買った。ピンポンガーベラというモフモフした新種。色はピンク系。お値段2輪で330円。お手軽だ。


ガーベラ2輪を部屋に飾っただけで

部屋が春めき華やかになった。

また目につくところに置いたら

心が穏やかになった気がする。


元々部屋が散らかりがちだが、

「ガーベラが似合うような空間にしたい」

そう思い、机の上の整理整頓、不要な紙の処理、カーペットのコロコロがけが苦でなくなった。今度は机が綺麗になると、物を広げたくなくなり、机が散らからなくなった。


割れ窓理論というものがある。


割れたガラス窓を1枚でも放置していると複数枚ガラスが割れ、街自体が荒廃してしまう。という犯罪心理学論だ。


ここでいう1枚の割れたガラス窓はすぐに片付けられるもので、それを放置すると机が散らかる‥‥残念ながら理論に当てはまっていた。


1つの綺麗なものがあると、綺麗なものに合わせて周りを綺麗にする。

割れ窓理論だ。


花を飾って10日近く経つが、

ちょっと色褪せてグラデーションに

なってるのも綺麗だ。

まさか花を飾るだけで部屋が綺麗に

なるだなんて思ってなかった。





次に飾る花のことを考えるのは

楽しくて、春が待ち遠しい。