アラサー女の話

朱に交われば赤くなる

麗しの加賀・金沢旅行記

 

こないだ、金沢に行ってきた。

ここ7年ほど行きたいと思ってた。

行きたい気持ちに距離なんて関係ない!

丁度冬に女王蜂のライブがある!

ライブと観光まとめたらいいのでは?と

閃き、行ってみることにした。

https://tnyanya.hatenablog.com/entry/2023/12/02/192439

↑女王蜂のライブレポート

不眠症のように一睡もせずに仕事をした後、

空港に向かう。飛行機が45分遅れた。

また遅れかよ!と毒付いてたら

1時間遅れで石川県入りした。

バスに乗り金沢駅に着いた。

金沢おでんを食べたかったが、

店が営業してない。

コンビニで

北陸限定のおにぎりやお茶を買う。

トコジラミが怖いので、ビニール袋を敷いて

食事や物を置くようにした。

ホテルの価格は安かったのに

風呂場が広い、自分の部屋より明らかに広い。

持ってきた入浴剤をいれてるんるんで入り、

ビニールシートに包まれて寝た。

 

 

 

5時15分に起きる。

二度寝したから5時30分か。

ちなみに仕事の日よりも起きる時間が早い。

ぼちぼち準備する。

ちなみに女王蜂のライブが夜にあるので、

ライブまでは金沢観光を満喫する予定だ。

 

金沢ご当地の回転寿司屋、

もりもり寿しに店頭予約に行く。

もりもり寿司は8時オープンで

朝から寿司を食べたかったのだ。

昨晩食いっぱぐれたしね。

 

7時ちょっとだと予約番号2番だった。

ちなみにお昼や繁忙期に行くと

3時間待ちとかザラなんだって。

モーニングスシだとほぼリアタイできる。

 

お寿司屋の営業時間まで余裕があるので

兼六園の無料開放へ徒歩でむかう。

私が行った時期だと7時45分まで無料で

兼六園に入れる。

無料で行けるなら行くしかない!

 

兼六園滞在時間15分の女

 

とことこ、トントコ、ドコドコと

競歩選手並みに歩く。多分15分以上歩いた。

寒いと思ってカイロを持ってきたり

ニットスカートをスカートの中に入れて、

防寒対策をフルでしていたが、裏目に出る。

歩きすぎてあつい‥暑い!あつい!

なんとか閉門30分前に着いた。

兼六園広すぎる、庭というより山だ。

庭の整備が行き届いてる。

汗で前髪がパキパキになった。

 

おすすめの景色までブーツで走る!

走る場所ではないことだけは

間違いない。

でもあと15分ぐらいしか時間がない!

 

紅葉や苔が綺麗で走っていても

良さが伝わった。朝の澄んだ空気と

紅葉と冷たさがあってて、

大名もそりゃ手をかけるわと納得だった。

急いで名所で写真を撮り、

心優しい人に写真を撮ってもらった。

 

時間短いのにありがとうございました。

 

まじでもったいなかった。

絶対1時間以上かけて歩く場所だ。

 

 

兼六園滞在時間15分は明らかに短すぎた。

 

 

もう一度、ダッシュでお寿司屋へ向かう。

通学・通勤時間とかぶっていたが

誰よりも爆速で汗をかいていたのは

いうまでもない。

 

なんとか、8時に寿司屋に戻り、入る。

鮨がうまい!

カニの寿司を食べたが甘い。

蟹味噌との相性最高すぎん??

北陸の幸の寿司みたいなやつを食べたが

どれも美味しい。

のどぐろ身がとろっとしてる。

のとどろの荒汁も

寿司もぺろっと平らげる。

近江町市場も平日の朝だからか、

全然混んでない!

スイスイと市場をまわる。

香箱蟹のシーズンだからが

カニが沢山並んでる。かに!カニ!蟹!

カニの圧がすごい。

折角だし、香箱蟹やウニを食べた。

とれたておいしかった。

身もぷりぷりしてた。

おいしすぎて感動した。

朝食にトータル6000円使ってたのが、

恐ろしかったが、満足感もこの上なかった。

 

で、朝食やら食べ歩きしても9時。

行ってみたい神社に徒歩で向かう。

ダッシュしてたときは気づかなかったが

道がわかりやすい。

町屋が多くて、建物が綺麗。

木も宙吊りされてて、紅葉してる。

塀に藁のカバーをつけてるところも多い。

雪や気温変化で塀が壊れないようにつけるんだって。本当に城下町という感じととにかく景観が綺麗だった。

歩くだけでもテンションが上がる。

 

石浦神社にきーまちゃんっていうゆるキャラがいた。きーまちゃんのキリマンジャロ(推測)のコーヒーに笑ってもうた(笑)

紫色のおみくじをひいた。

大吉より上の福福福とかあるなんて知らなかった。神社の鈴がないのは神社が古いところだと割とあるって。御朱印巡りで神社を訪れるけど知らなかったわー。1つ勉強になりましたわ。

 

あと、今のおみくじって、訴訟って項目があった。訴えるとか訴えられるとか割と日常に近くなってるし、神様も仕事が増えで大変だなって同情した。

 

金沢神社に行った。兼六園の近くの神社だ。いつもおみくじタイム。おみくじが20円!!

200円ではなく20円。

この物価高の時代に安すぎる!!

思わず、神社の人に

聞いたら、値段は間違いじゃないって。

「5回引いても100円ですよ。」とおすすめされた。ちなみに1回だけ引いた。小吉だった。

女王蜂のメンバーも会場から近いし、

アヴちゃん、やしちゃん、ひばりくんもこの神社に来ておみくじ引きまくったのかな?と考えるとたのしくなった。

 

金沢21世紀博物館にいった。

あの有名なプールに行った。現代アートイマイチ分からないけど、記念に行ってみた。行くことに価値があるんだよ。ネットでプールのところの入場予約をして向かう。

プールの所は狭い&5分間という時間制限がある。近くにいたお姉さんに写真と写真の撮りあいっこした。楽しくなりピースだけじゃなくて、他のポーズもとったら、写真を撮ってくれたお姉さんも一緒に笑って楽しかった。他のスポットもまわってみた。現代アートよくわからんがおもしろかった。意外と楽しめた。

 

九谷焼のものが欲しくて武家屋敷街にも行った。

九谷焼のショップがたくさんあった。

ちょうど冬への移行期間だったので、

塀に藁をつけたりして街が衣替えしているようだった。

この器いいな、と思って価格を見たら、値段が張ってて手が出せなかった。

1000円台のものもあれば100万円台のものもあり、価格に幅がありすぎた。

私の欲しかった器を探してたがあまりにも少ないため、お店の人に聞いたら、私の居住圏ではよく使われてるが、北陸・九谷焼にはあまりないらしい。

同じ日本でも食器にも文化があるんだなって

感心した。

 

 

 

 

 

居住圏から金沢までの移動は大変だったが、

金沢市内の主要観光地までの移動はとても楽だった。徒歩でも行けるが、雨が多い金沢だとバスの方がおすすめかもしれない。バスも10分に1本は来てるし、フリーパスを買っても確実に元を取れる。

 

秋から冬へ移り変わる時期に行ったが、とにかく景色が綺麗だった。景色が綺麗すぎて着物で写真を撮ってもらったが、かなり綺麗だった。

町屋と紅葉がとても良くてブーツで1日3万歩以上歩いてたのには驚きだった。たくさん歩いて疲れても、バスがすぐ来るので、安心して街を歩ける。

 

観光地なので観光客が多いとか、オシャレな服着てる人や若者が多いとか、動画撮影してる人がいるとか、久々に観光地らしい観光地に行ったので感動した。今回の旅行で知らない人に写真を撮ってもらうスキルが格段にアップした。余談だが、美術館で出会ったお姉さんとまた、別の場所で出会い、連絡先を交換した。そんなことってあるんだなって感動した。

 

お寿司も美味しくて、朝早くから海産物も食べられた。

 

地震で大変なことになってるけど、

いつかは雪景色の兼六園にも行ってみたいね。

 

ねじれの位置だらけの関係

 

ねじれの位置という言葉を

中学時代の数学の時間に知った。

垂直でも平行でもない交わらない直線だ。

もっと言うなら平行な直線は同じ平面に存在するがねじれの位置の場合、直線同士は同じ平面上に存在しないので、交わらない。

 

数学は苦手だったが、

この言葉は鮮明に覚えている。

 

 

家族以外の人間関係で当てはめるのであれば、

誰かと軋轢を生むほど強く反発する訳でもなければ、誰かを強く不快にさせている訳でもない。

 

 

共感することはあれど、共鳴なんて

心の深いところで分かり合えるわけではない。

平行が軋轢、垂直が共鳴だとしたら

ねじれの位置が共感だと

そんなふうに私は捉えている。

 

私が凝り性でオタク趣味にハマったこともあったが(現時点でもなんらかハマっている)

宗派の合ったオタクと違うオタク

それぞれいたが、どこかのカテゴリーにも

属していてもハマっていても

唯一無二と言える人はいなかった。

 

オタク界隈で知り合った人に

「あなたはAIみたいだね。」と言われたことがある。もう5年以上経つが今だに覚えている。

どんな意図でそう言ったのか、分からないが。

確かに私は人に対して不平等にならないように

対応を心がけている。

 

・近況を話す。

・友達が冠婚葬祭を迎えたら、

何かしらお金を出す。

・一緒に出かける。

・一緒にご飯に行く。

ライフステージが変わった人もいるから、

話のピントが変わった人もいるが、

どうにか合わせて、私見や感じたことを話すようにしている。わたしが言葉が鋭くなりがちなので、柔らかい言い回しになるように心がけている。

 

そもそも友達に、

ブチギレることも少なくなったし、

ブチギレられることも減ったが、ニコニコ笑う怒りの沸点が低い人だと思ってるのかな?人間だから不快になることもあるよ。

 

 

一緒にいる時間が長い=親しい

付き合いが長いから仲がいいわけではない。

お互いがタイプが違い、人付き合いをする上で距離が必要だと認識している。

自分は仲がいいと思ってても合わせてくれて、

成り立ってるし、私が友達だと思ってる人は単に気前のいい知り合い程度に思ってたんだね。ずっと誰かと共鳴したことないとか、

コンプレックスなのを

思い出したくないのに思い出した。

 

 

1人は好きだがずっと1人を好むわけではない。

100%分かりあうなんて無理だろうが、

一緒にいて会うってのはエネルギーがいるから

ある程度楽しみだと思ってたけど、

仕方なくで会ってるのかなと邪推してしまった。

 

よく、自分の素を出したら、人と分かり合えるという。

 

言われた通りに自分の好きなものや苦手なもの出して、肯定されても、上っ面をぺろって舐められただけだった。スプーンを入れて口に入れることはなかった。

 

吸うやつだって、上っ面を刺激してるから気持ちいいし、人間関係もそうなのかもしれないが。

 

 

共鳴しあうだなんて、都市伝説かもしれないね。

祈りの地・紀伊 高野山

 

高野山を参詣した。

今回も様々な好奇心と偶然が重なり

思い切って訪れることにした。

恐山、今回の高野山

あと1つで

日本三大霊場コンプリートしてしまうね。

 

電車やケーブルカーに乗り向かう。

標高が900メートル近くもある。

移動中に耳がキーンとする。

山の中だからか空気がかなり冷たい。

3月なのに、梅が満開。

私が住む地域だと梅はとっくに枯れてる。

ダウン、ネックウォーマーを着て貼るカイロと普通のカイロをつけた。

ちなみにに高野山には100以上のお寺がある。

せっかくなので、宿坊に泊まった。

 

金剛峯寺

歴史の授業で文字を見たことがある。

鶯張の床が歩くたびにキュッキュ鳴って

昔の建物だと実感する。女王蜂の01のアー写みたいな日本庭園があった。蟠龍庭ね。

 

 

○壇上伽藍○

高野山のシンボル的な存在。

根本大塔の建物の中や柱に

仏像があったり、曼荼羅

仏様の絵があり圧倒された。

空気がかなり重厚。その場にいる人を

釘付けにするような引力と圧がある。

1時間じっくり見たいような場所だった。

 

○奥之院○

弘法大師が入ってる御廟を中心とした霊域。

1250年前に開山され、開山されてから弘法大師が深い祈りを捧げているらしい。

深い祈りを捧げてるから、朝・昼で

僧侶が食事を運んでるそう。

御廟まで2キロメートルほどあるが、

奥之院入口から、明らかに空気が冷たい。

澄んでるといった方がいいかもしれない。

とてつもなく寒い。山の気候の影響なのか、

目には見えないものの影響なのかどちらかは

分からない。

巨大な杉の木がたくさん生えている。

織田信長明智光秀上杉謙信など

教科書で名前を見た武将のお墓やお地蔵さん

企業のお墓、無縁仏もある。

寒い時期だからか、

お地蔵さんが毛糸の赤い帽子を被ってるが印象的だった。雨風でそんなに汚れてるようでもなかった。

大きな杉の木、苔、墓石、お地蔵さんの赤の帽子‥。引き込まれる美しさがある。

 

すぐ隣が道路で車の音が聞こえていたが、

道路と奥之院は別世界のように感じた。

行く価値のある場所だが、

正直なところ、体調が悪い時は

行かない方がいいように感じた。

 

 

○宿坊体験○

護摩

願いを書いた護摩木を火の中に入れた。

お経を僧侶が唱えていたが、全然分からなかった。お願い事叶うといいな。

精進料理

精進料理といえば、葬式の時に食べるイメージが強い。子供の頃に何度も食べたが、唐揚げがないからショボいなーとうんざりした記憶がある。

夕・朝食を食べたが、どれもおいしい。

肉や魚は入ってないが、食べ応えあるし満腹になった。散策で体を動かした後ってのもあり、米が美味しくてお櫃に入った米、全部平らげた。

 

 

勤行

朝6時30分に勤行があるため、

起きて、勤行の場所へ向かう。

勤行場所へ向かう際、

僧侶が「今日は寒いな」と言ってて

寒さを感じる人間なんだなって

当たり前のことを感じた。

 

勤行とはお経を1時間近くあげることだ。

僧侶のモーニングルーティンだね。

お堂に入ると沈香の香り、薄暗いお堂、

蝋燭のゆらゆらとした光

全てが冬の朝に映えていた。

 

足元のストーブの温度を見ると4度。

やっぱり寒いな。

僧侶の方にはストーブは向けられてなかった。

ぜったい寒いやん。私よりレベチで寒いやん。

お経を唱えている間、何と言ってるのか

全然聞き取れず、空気に圧倒されたり、

寒さに震えながら勤行の時間を過ごした。

 

 

今回は無茶苦茶なプランじゃないので

無事に高野山を満喫できた。

 

 

 

誰かのために祈る、弔うってのは

命に限りがある、寒さや暑さも感じる

完璧な存在じゃない人間が超越した存在に

祈ることに意味があるんだろうな。

そして続けることに重みがあるのかもね。

 

毎日6時30分から1時間

寒い日も台風の日も自分が体調が悪い日も

毎日祈りを続けるって凄いことだよ。

100以上あるお寺で開山して1250年ずっと

祈りが続いてると考えると、

とてつもなく重さのあることだね。

 

僧侶は髪型や服装や食事にも制限があるだろうし、何かのためにストイックになれるのはすごいことだ。(‥兼業してる人もいるから一概には言えないが)

 

 

 

今回は友達と一緒に行った。

寝てる時に自分じゃない寝息が聞こえて、

少し安心したし、誰かの寝息を聞くなんてとても久しぶりだった。

宿坊の作りが昔の日本家屋で、冬がとても寒く畳の部屋が広いところがおばあちゃんちに

泊まったことを思い出し、懐かしくなった。

勤行のときに「亡くなった両親や夫を供養したいと思って一緒に祈ったよ」と話してくれて

人生経験が段違いだし、重みが違うなと思った。

 

 

 

俗世と断絶されてても、Wi-Fi繋がる高野山

体調がいいときに訪れるといいかもね。

出雲大社に行ってとある縁を得た話

 

2023年の2月に出雲大社に行った。

出雲大社といえば縁結び。

縁結びのご利益をあやかりたいとか、

10年近く行きたかったし、

今しか行けない!と思い切って

夜行バスに乗り込んだ。

 

出雲大社に行った後、恋人が出来たわけでも、結婚したわけでもない。独身のまんま。

 

 

でも、明らかに人とのつながりや交友が増えた。

 

2023年4月ごろから

誰かと映画や食事やライブに行ったり、

お誕生会に参加してプレゼント渡したり

新しく出来た友達と旅行のお土産交換したり、

飲み屋に行って知り合いやお友達ができたり

月の交友費2000円未満、休みはほとんど1人で過ごしてる人からしたら有り得ないほど交友が増えた。

 

お誕生会なんて小学生ぶりで本当にこれで合ってるのかほんの少しドキドキして、プレゼント買いに行って、なんだか楽しかった。

 

多分コロナ禍の規制緩和とも関わるだろうが、こんな偶然に起こるのは考えにくい。

 

 

 

自分の語彙で話せるようになった。普段の会話を造語で話してるわけではない。

自分が知ってる語彙を状況に置いたときに空気が白んだり、冷たくなることが減った。

 

語彙や表現が変と言われても

発する言葉はその人自身を表すぐらい、

アイデンティティで自分が滲み出るものだ。

自分の語彙で話せないのは

生きてても死んでるような状態だとおもう。

 

学生の頃から自分では普通だと思っても、

思ったことや何の気なしに出てきた言葉を

口に出すと共感どころか

「独特」と言われることがあった。

共感で出した言葉が独特と言われ続けると

いい気持ちはしない。何度も何度も「独特」と言われるたびに、次第にみんなが言うように気配を消して言葉を使ったり、やがて何にも話したくなくなった。

 

人と関わる機会が増えると、

必然的に話す機会も増える。

 

いつもより、気配を消す話し方を減らし、

自分の語彙で話したら、

前ほど嫌な思いにならなかった。

 

人と関われば関わるほど、笑えるジョークに笑ったり、不快なこといわれても、「うわっ毒まぜすぎ!」「こわっ!鳥肌たった…。」とか素直に反応するようになった。意外なことに、ぼちぼちやりとりも続くようになった。

周りに喜怒哀楽を見せるようになったら、(前から見せてはいる)それなりにいい反応が返ってきた。人につけ込まれないように情報を与えないように、喜怒哀楽を出してなかったが、自分や喜怒哀楽を出すのは攻撃でもあり防御なのかもね。

 

 

私じゃないと出てこない語彙や

私がいうことで説得力が出る表現が

あるんだと感じることが増えた。

 

私の使う言葉はみんなと同じだけど、

人と関わる機会が極端に少ないから、

目につくのかもしれないね。

 

 

周りが優しくなったのか、

時代がそうさせてるのかよく分からないが、

自分の語彙で話しても引かれることが減ったし

引かれても、「つまんねー奴だな」と

あまり気に留めなくなった。

 

あと、不快なことも割と周囲に伝えるようになった。どう言葉を味付けして気持ちを食べさせるか、実質料理じゃん!とワクワクして言葉のチョイスを考えるようになった。

 

 

 

 

出雲大社で縁結び祈願でパートナーが見つかった人もいるだろうが、私のようにそうじゃない人もいる。

 

思わぬ方向で楽しく過ごせられてるから、

この世を楽しいと思う気持ちと

出雲大社の神々は縁を結ばせたのかもね。

 

下北・恐山に行った話

 

青森に旅行することにしたので、恐山にも行くことにした。家から青森まで乗り換え含め10時間近くかかる。海外の方が早いかもしれない。しかし、青森に行くチャンスなんて滅多にない。

恐山は日本三大霊場で風車がクルクル回ってるとかイタコしか分からない。

 

青森市内から3時間以上かけて向かう。交通機関の便数も少なく、乗り換えも多い。通勤・通学時間帯に移動するが、乗り換えでだんだんと人が減る。残ったメンバーは恐山行きでのバスで見かけ、少数先鋭みたい。顔を見るとなんだか安心した。霊場は免許センター以上にアクセスが悪い。免許も霊場もすぐに行ける距離だとありがたみが薄れちゃうのかもね。

 恐山に向かうバスで恐山のエピソードが流れる。途中で若返りの水スポットがあり、わざわざ停車してくれる。サービス精神旺盛だ。

記念に若返りの水をたくさん飲む。

 

‥これが大変なことになるとは知らずに。

 

 

 

恐山に着いた途端、硫黄の匂いが立ち込める。活火山だけあって匂いはずっと続く。

恐山に入りすぐの場所に小さな小屋がある。

恐山温泉だそうだ。

もともと参拝する前に体を清める意味もあったらしい。ちょっと古い見た目だが、お湯に浸かると体がツヤツヤになる。硫黄の匂いがした。

 

体も清め、参拝する。

写真を撮ったりもしたが

一回りするのに2時間かかった。

なかなか伝わりにくいが、

恐山自体が大きいのだ!

 

 

 

白い岩や石があり、

ところどころにお地蔵さんや

参拝者の風車やミニ地蔵がある。

白い岩や地面、青い空、赤やピンクの風車。

 

地獄の色と言われたら

ダークカラーを連想するが、そうではない。

眩しい色だと上手く目も開けられなくなる。

明るい色だから安心するわけでもない。

地獄は眩しくて見えないような闇なのかも。

 

白い岩をよく見るとたまにお地蔵さんもいて

なんだかホッとした。

 

よく見ると湯気がもくもく上がっている。

活火山なだけあって火山活動している。

ガスの関係でタバコや蝋燭や線香など

火の取り扱いも限られた場所のみだ。

 

亡くなったばあちゃんやじいちゃんも

ここに来たのかな?

高速ズーズー弁で門番に質問されて

ちゃんと答えられたかな?

ニュアンスで答えたりしたのかな?なんて

ぼんやりと考えていた。

 

 

水をたくさん飲んだら、トイレに行きたくなる。若返りの水でも水分を摂ればトイレに行きたくなる。何を言いたいかというと、参拝中に尿意に襲われた。トイレに行きたいが、山が広くてトイレの看板を見つけるだけで精一杯。なんとかトイレの看板を見つけて歩けど歩けど

荒涼とした白。トイレどこ?トイレどこ?と探しても荒涼とした白。色んな意味で地獄だった。

 

 

スピリチュアルと言われたらそれまでだが、

土地のエネルギーがものすごく強い気がした。

自然が豊かなところや神社の澄んだ気持ちになる感覚ではない。

天気はいいし穏やかだけど、なんだかカオスだった。生きてる人や亡くなった魂、間違ってやってきた魂などがいると言われてもなんだが納得できる。

 

活火山の地獄、極楽浜の天国、ススキや紅葉した葉っぱの四季。ジャンルが違うものが混在しても壊れないような、懐の広い場所だった。

蜘蛛の糸のような黒いぐちゃぐちゃしたものを

地獄だと思っていたが、地獄って色んなジャンルがあるんだね。

恐山の売店で山菜そばを食べた。

 

 

恐山を降りて硫黄の匂いで少しだけ気持ち悪くなり、連日の早起きで体がクタクタだった。

下北駅へ向かうバスでぐうぐうと寝ていた。

 

下北駅の近くの土産屋でヒバの香りを嗅いだら

頭がシャキッとし、気持ち悪さが軽くなった。

恐山の周りにヒバがもともと生えてるが、

このヒバがあるから恐山の荒涼さやカオスさ、

現実離れした雰囲気を引き立たせてるし、

変な魂が入らないのかもね。

 

 

 

 

恐山のあの世の地獄の風景と極楽は令和のAI技術やVRでも絶対に再現できないだろう。

 

これは断言できる。

 

 

 

 

霊感はないけど、恐山に幽霊や何らかの魂がいる、と言われても納得できる。

恐山行くまでに時間かかったけど、行く価値ある場所だよ。

 

 

 

十二次元+01

 

もういくつ寝ると女王蜂のライブ。

心がそわそわする。

体力をつけるために

ライブ1ヶ月前からジムや

遠回りし歩く量を増やしたり、

ライブ前5日前ぐらいから

美白のシートマスクをしたり、

ライブのチャイナドレスの準備をする。

 

折角なので水場の掃除をしたり、

掃除機や床掃除もこまめにして、

不要品は断捨離する。

 

先延ばしにしがちな仕事に

さっさと取りかかり

ライブが楽しめるように、

 

人事を尽くして天命を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はかなり前の方でみれた。やったね。

 

 

ライブ会場で物販をゲットし、

近くのカフェで待機する。

客のほとんどが物販のバッグや

グッズを持っててテンションが上がる。

 

開場し、やしちゃんセレクトの曲が流れる。

セレクトの曲の幅が広くて

母なる海のようだった。

 

幕越しから、チューニングが聞こえる。

確かにそこに女王蜂がいる。

女王蜂と私を隔てる壁が

1番薄くなるときだ。

 

 

 

 

セトリや演出は言えないが、

ライブを別の言葉で表現すると、

のどぐろやカニやエビだけじゃなくて

卵焼きも米も美味しい

豪華すぎる海鮮丼だった。

(魚が苦手な人は肉や別のもので想像!)

 

セトリも演出も衣装も物販もカッコいい。

具材を単品で食べてもおいしいし、

食べ合わせのバランスもいい

まさに金沢の幸を使った海鮮丼のようだった。

 

 

新しく曲を出すたび、新ビジュを出すたびに

女王蜂は転生する、というのを体感した。

 

ルリちゃんが卒業して、

きっと寂しさとか喪失感とかあったと思うが、

血と肉に変えてるアヴちゃん、やしちゃん、

ひばりくんたちが物凄くカッコよくて、

もっと好きになった。

 

以前はライブが始まると、

ライブの火力がエグすぎて

火傷しちゃいたいどころか

火だるまになっていた。

 

今回のライブは

温泉のような心地いい濁流のようだった。

心地いいのに流れの勢いに緩急があって流されて息ができなくなる‥。息がうまく出来なくなるし、涙が出るけど心地いいし、

やめてほしくない‥。

 

ライブ自体が

水のようなしなやかさがあるような気がした。

人体は体の60%以上が水でできてるし、

水が減ると命に大きく関わる。

”女王蜂のライブ”という水は

とても良質で私の心・体にも

潤いを与えてるのは言うまでもない。

 

 

セトリだが

この曲とこの曲を組み合わせたら、

やばいよな〜と軽く考えてた

組み合わせがやってきた。

 

いい年した大人なのに嗚咽をあげて

わんわんと泣いた。

自分の感情を出さないのが無理だった。

 

 

 

ライブ後、余韻と感情がごちゃまぜになり

頭が上手く働かなかった。同志と写真を撮り

ご飯を食べたことは覚えているが、

夢見心地だった。

 

夜もうまく眠れなかった。

朝になり、

数時間前、女王蜂のライブだったんだな、と

人魚姫なら真珠のネックレスが

大量生産できるくらいの涙が出た。

 

 

私が女王蜂が好きすぎるからかとしれないが、

ライブ中に「魂の殴り合いじゃん」

と感じることもある。

お互い心を開け渡してライブという空間にいるからだと思う。純度の高い感情を解放できる喜びってすごいね。大好き。尊い

 

 

 

本当に女王蜂を好きでよかった。女王蜂のみなさんも、ライブをしてくれてありがとう。これからも応援してます。

 

 

東北・津軽旅行

 

 

 

こんにちは。

ブログに書きたい出来事はたくさんあるが

最近は旅行記になってますね。

 

今回は東北地方、主に青森に行った。

新鮮なことだらけで、

行けて良かったと心から思う。

 

恐山編は別に書くことにした。

 

私は東北から1200キロ以上離れた地域に住んでるし、東北に親戚もいない。

初めて東北に足を踏み入れる。

 

甘い醤油味のポテチや

私が住んでるところの食べ物は

東北では滅多に売ってないだろう。

民宿の人のお土産を準備した。

 

飛行機を乗り継いで5時間以上かけ

東北に着く。

飛行機の乗継ぎも、うまく行った。

 

空港から駅まで向かうタクシーの運転手さんが

ズーズー弁で話す。

文脈的に意味を推測して無難なことを返す。

 

運転手さんが「1人で山に行くの?」と言われた。1人旅を煙たがってるのと一瞬思ったが

「クマが出るから」と返された。

ああ、命の心配をしてるんだ。おじさんごめん、ありがとう。

 

🏀能代🏀

スラムダンクの山王高校の舞台になった高校やバスケミュージアムに行く。スラムダンク見てないけど、バスケのユニフォームやスラムダンク愛が溢れてて、スラダンのキャラやオタクは嬉しいだろうよ!海外の人も来るみたいで聖地巡礼の外国語MAPがあった。

Xのフォロワーさんにスラムダンクが好きな人が思い浮かんだ。会ったことや声を聞いたこともないのに不思議だよね。

 

駅にフリースローコーナーもあった。

 

 

⛰️白神山地⛰️

・日没が早い!この時間だとまだ明るいぞ。日本ってヒョロ長いな。

 

・民宿のおじいちゃんが迎えに来てくれた。

名所を案内してくれるが、早口ズーズー弁だとマジで聞き取れない。無難な言葉を返す。

・宿に着きご飯を食べる。醤油も味噌も辛い。慣れない。米がすすむ。見たことない山菜料理を食べる。食感やネバネバが新鮮。採れたてのきのこがプリプリしゃくしゃくで美味しすぎる。きのこうますぎ。

・宿の人にお土産を渡し、よくよく話をすると関係者が居住県出身だった。かなり離れてるのに住んでるところを知っててもらえて嬉しい。青森弁と訛ってるの私。名古屋から来たおばちゃんから「外国語みたいでよく分からなかった」と言われた。

・朝ご飯も豪勢!山菜料理やウインナーやりんごのコンポートを食べる。ナラタケの味噌汁が美味しすぎておかわりした。

山で食べられるようにおにぎりやりんごや青森オリジナルのりんごジュースをもらう。優しいね。

・山に行く前に民宿のおじいさんが地元の名所を案内してくれた。多分地元の人じゃないと知らないところも多かった。夕食の時横にいた名古屋のおばちゃんと一緒に写真を撮る。民宿のおじいちゃんにiPhoneを逆さにして写真を撮ってもらった。

 

・車で送ってもらい、民宿のおじいちゃんとおばちゃんと別れ、ハイキングスタート!

青池はブルーというよりも藍色。

落ち葉が池に落ち、まるで金箔のようで

静かで美しかった。

 

沸壺の池も澄んだブルーで

ロンドンブルーのような引き込まれる色だった。写真を撮りまくり、フォルダが青になる。

どちらの池も絵の具やインクでは形容できない不思議な色だった。

 

森林浴セラピーも行なわれるブナの原生林を歩く。緑が綺麗で所々黄色もある。とても癒される。深呼吸をたくさんした。

 

・民宿のおじいちゃんがおすすめしてた場所に行く。1人のおばちゃんがいた。秋田に住んでて数えきれないぐらい来たことがある、と。話の流れでおばちゃんオススメの大きなブナの木を一緒に見に行った。本当に大きくて「らんまん」の槙野博士も見たことあるかもしれないぐらい前からありそう。おばちゃんにiPhoneを逆さにしてもらい写真を撮ってもらった。葉っぱの種類とかも教えてくれた。とてもあたたかい気持ちになった。

・ショートカットのため、遊歩道ではない看板のある山道を歩く。YAMAPや木についた赤テープを頼りに歩く。普段歩かないし、誰もいないから不安。動物になったつもりで五感をフルに使い、なんとか目的地に着いた。

 

🛤️リゾートしらかみ🛤️

五能線がとても海岸線が美しく、人気らしい。窓が大きい!

・海岸線がとても綺麗!写真を撮りまくり。

もらったおにぎりとリンゴジュースを飲む。

 

千畳敷に一旦止まり、降りて写真を撮る。

車窓から見える家の屋根が鈍角で滑り止めみたいなのが着いてたり透明玄関の後ろに真の玄関があり社会で習ったことと同じだった。

 

津軽三味線の生演奏もあった。三味線を聴きながらぼんやりと一面のリンゴ畑を眺めた。りんごの圧がすごい。とても贅沢な時間だった。途中疲れて寝てた。

 

🍎青森市🍎

・駅に着きケータイをゴソゴソとし、ヨロヨロ歩いていたら女の人から「お困りですか?」と声をかけられた。親切だね。ありがたい。

 

・青森に出張に何度も行ったことある人から

津軽三味線の演奏が聴ける居酒屋に行きなさい!」と激推しされたので行った。

三味線や民謡を聴いたが、音で空気がびんびん揺れる、音のパワーが強い。空気や雰囲気が変わる。音楽で気持ちを上げるとか原始的な意味が身をもって分からせられた。撮影禁止の理由が分かった。その場で聞く価値あるもん。

カウンター席だったのでお客さんやお店の人と話す。居住地や青森カルチャーの話で盛り上がる。地元のお酒が青森にあり、聞いたら数年前に青森で三味線の修行で来てた人がいるそうだった。世間狭い。

 

・旅行のときに時間を見つけて純喫茶に行くことにしてる。津軽弁を教えてもらったりや冬の青森の写真を見せてくれた。冬の青森に来るのをおすすめしてくれた。

 

・とにかく魚介類がおいしい。

居酒屋と回らない寿司屋に行ったが、どちらの魚介も美味しい。喫茶店の方がおすすめのお寿司屋さんだ。ヒバの木を使ったカウンターでヒバの香りがほんのり漂う。魚もプリプリでエビやホタテなんて口の中でとろけそうだった。温かくてふわっとしたシャリとプリプリのお魚がとても美味しい。体は疲れてるのに心がとても満たされた。

 

 

 

 

・りんご生産量日本一だけあってりんごの圧が強い。一面のりんご畑神社の手水もりんご、おみくじもりんご、りんごオンリーの自販機、りんごのお土産がスペースの大半を占め、りんご専門店まである。りんごの圧やっぱ強い。

 

 

 

 

 

 

今回の旅行も天候に恵まれて、トラブルにも巻き込まれず、東北の人に親切にしてもらったお陰でとても楽しく過ごせた。心が暖かくなった。

飛行機の直通もないのに居酒屋に居住県のお酒があったり、ちょっとマイナーなお菓子を知ってる人を食べたことある人もいて日本は広いが世間は狭いんだな。

 

 

せばねー青森!

次は雪の時期に行くからさー!